新年度は、仕事が新しくなる、復帰する、お祝いごとなどがありますよね。ライフスタイルがガラリと変わったり、何かと特別な支出が重なったりする方も多いと思います。このようなときは、支出を見直すチャンスですよ。特別支出の管理方法と、ライフスタイルが変わるときの固定費の見直し方をご紹介します。なるべく負担なくできるようなポイントもお伝えしますので、できるところから始めてみましょう。
春こそ支出の見直しをするチャンス!
特別支出と固定費を整理しよう!
2021年4月12日
特別支出は普段の支出と切り離す
普段の支出は大体決まっているので、毎月いくらかかるかは、割と把握しやすいです。しかし、仕事用の衣類やバッグなど、引っ越し代、家賃の更新料、年払いの保険代や、旅行代、大切な人へのプレゼント代などスポットでかかる費用を計画せずに支出すると、貯金から切り崩すことになってしまいます。ですから、このような特別支出は、普段の支出と切り離して考えます。
まず、1年を通して特別支出がいくらかかっているか算出します。家計簿をつけていなければ、クレジットカードの明細や手帳を見返すと把握できるでしょう。その合計金額を12で割った額を毎月、特別支出専用の口座に自動振込するよう設定します。ボーナスがある方は、ボーナスの時に多めに入金しても良いでしょう。銀行口座を増やしたくない、と言う方も多いかもしれませんが、普段の支出と別にすることで管理がしやすくなりますよ。
女性は、ライフスタイルが変わりやすく、その度に身に着けるものなども変わります。また、交際費なども増えやすいです。気持ちよくお金を使うためにもぜひ整理してみましょう。
ライフスタイルが変わる時の支出の見直し方
ライフスタイルが変わると、今まで使用していたけど、使わなくなったり、反対に新しく取り入れることになるものもあると思います。そのような支出をまず整理、点検してみましょう。
そして、家計を見直したい時にまず着手する支出は固定費です。支出の見直しと言うと、まず食費から手をつける方が多いですが、多少の効果はあっても限界があります。固定費の見直しはハードルが高く感じられる方も多いですが、一度見直すと、効果はずっと続きますので、節約のストレスがなくなります。ハードルの低い順番に見直し方をご紹介します。
通信費
通信費は、2020年の政府の通信料の引き下げ要望から、大手キャリア、格安スマホ共に相次いで値下げされました。すでに、格安スマホにすでに乗り換えている方も、プランが以前より豊富になったため、今契約しているプランよりもさらにおトクになるかもしれません。在宅勤務になってWi-Fi環境にいる時間が長くなったような方は、安いプランに変更できますし、キャッシュバックキャンペーンをやっている企業もありますので、期間限定で乗り換えてもおトクです。ネット上で手続きが完了しますので、届いたSIMカードを入れ替えるだけで、手続きができますよ。お店に出向く必要もなく思った以上にカンタンです。
まだ、格安スマホに乗り換えていない方でも、解除料を支払ってでも毎月の支払いが安くなり数ヶ月で相殺できますので、更新のタイミングを待たずに変更も可能な場合もあります。
電気代
電気代も、自宅で切り替えができるので比較的カンタンに手続きができます。シミュレーションサイトで、毎月の電気料金を入力することで最適な電気業者を見つけることができます。家族形態にもよりますが、年間で数千円はおトクになるでしょう。
保険代
社会人になりたての頃に入った保険や、知人の紹介で加入している保険はありませんか?どんな保険に入っているか、把握できていない方も多いです。保険屋さんに相談する前に、まずは、自分で内容を確認して、不要なものは整理していきましょう。なお、独身の場合、自分に万が一の時に生活に困る人がいない場合は、生命保険は不要です。具体的な見直し方は、こちらの記事「保険の見直しは自分でもできる! 収入減に備えてコストカットしよう」にありますので参考にしてみてくださいね。
車代
仕事が変わったなどで、車が不要になった方もいると思います。不要になった場合は、手放すことも検討しましょう。駐車場代や、ガソリン代、保険代などの維持費を考えるとコストは大きいです。たまには使うから、と手放すことに迷いを感じる方もいるかもしれません。多少の不便との引き換えに大きな節約効果があります。カーシェアもありますので、検討してみましょう。
反対に、車がどうしても必要な方もいると思います。そのような方は、車両保険を見直しましょう。車両保険は、事故で自分の車が壊れたとき、修理代を保険から出る保険ですが、保険代を請求すると、翌年の保険料が上がる仕組みになっています。結局、修理代以上に保険料を払うことになるので、必要性が低い保険です。保険代の他に予備費を作っておいた方が節約になります。
住居費
春は引っ越しをされる方も多いと思います。もし、これから引っ越しをする方は、借りようとしている部屋の家賃が周辺の家賃代と同じ程度か、複数の不動産業者で見積もりを取ると安心です。更新する場合は、値下げ交渉も有効です。家賃は、手取り収入の25%程度に抑えましょう。
まとめ
・特別支出は1年で算出し、12で割った金額を毎月専用の口座に貯金していく
・ライフスタイルが変わったときは、固定費が見直しやすい
・通信費は、各社値下げ競争によりプランも豊富で価格も下がったので見直しやすい
・保険料や車代は、内容の確認にやや時間がかかるものの節約の効果が大きい
・住居費は、引越しの場合、複数の業者と確認する。更新料は、値下げ交渉ができる。チャンスは少ないが、削減効果は大きい
一度整理してしまえば、管理もラクになります。ぜひこの機会にやってみてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2021年3月30日時点のものです。)