「貯金方法を調べても、そこで止まって貯金できない」と悩んでいませんか。
貯金の方法を知っていても行動へうつせないという方の場合、まず「貯金できない」という思考からの卒業が必要です。
「貯金できない」という思考が、新たな行動へのブレーキとなっている可能性があるのです。
「貯金できる」自分へ変わるための大事なポイントについてご紹介します。
「貯金できない」と悩むあなたに今
気づいてほしいこと
2020年11月20日
思考が大切ってどういうこと?
いらない思い込みから卒業しよう
このコラムのタイトルが気になったあなたは、これまで「貯金できない」と思ってきた方かと思います。その気持ちは「貯金したい」という思いと結びついて出ていたもので、これまであったことは悪いことではありません。
ただ、ここから「貯金できる」自分に変わりたいなら、もう1ステップ進んでしまいましょう。「はー、貯金できないなー」とか「私って貯金苦手だから」という口癖、思い癖があると、その思いが私たちの潜在意識に入りこんでしまいます。
潜在意識とは、簡単にいうと「無意識の思い込み」のようなもの。何気ない日常の「貯金できない」という口癖、思い癖が、「貯金できない」という思い込みを強くしてしまいます。そのため、「貯金できない」から「貯金できる」という思いへ進むことが、とても大切です。
潜在意識によるブレーキを外す
大事な注意点のため、もう一度繰り返しますが、「貯金できない」と思ってしまっていた過去の自分を否定する必要はありません。今の自分へ進むために必要なステップの一つだったと考えましょう。
ここで視点を未来に向けますが、FPコラムなどを読んで貯金方法を学んでも、あなたが「貯金できる」と思って実際に行動を起こさないと、結果は出ません。実際に貯金するのは「行動するあなた」だからです。
逆に考えると、思考を変えて行動が起こせれば、結果は出せます。潜在意識によるブレーキが外れ、自分の心に無理なく結果を出せたら素敵ですよね。
今、具体的なイメージができる貯金方法は?
貯金している自分をイメージ
では、潜在意識を変えていくための具体的な方法の話にうつりましょう。
潜在意識を変えるためには、(はじめは本当に思っているかどうかも関係なく)「私は貯金ができる」と毎日言う、お金に囲まれた未来の自分を想像して「こんなに貯金できました。うれしいです。」と毎日言う、などの方法もあるのですが、眉唾に感じる方もいらっしゃると思いますので、早く結果(行動)に結びつけられる方法をご紹介していきます。
貯金できないという思い込みから離れるために、まず「貯金できる」イメージの自分を探してみましょう。人と比べる必要はありません。あなたが知っている貯金方法の中で、「実際に自分が行動している姿」を、今、思い浮かべられる方法です。
【貯金イメージの例】
・貯金箱に500円玉を入れる
・貯金用の口座をつくる
・○○したつもり貯金を月に4回行う
方法は何でもかまいません。目安の金額も「できそう」と思えるあたりで設定します。誰にでも欲はありますから、イメージしている途中で「貯金するより使いたくなるんだよね」という気持ちが出てきてもかまいません。その気持ちも受けとめた上で、「本当の自分」が本当に貯金したいかどうか自問しながらイメージしていきましょう。
本当の自分に問いかけていくだけ
貯金のイメージを思い浮かべるときは、スマホの動画アプリでヒーリングミュージックやクラシック、カフェミュージックなどをかけながら行う方法もおすすめです。呼吸が整い、心が落ち着くことで、「本当の自分」に問いかけやすくなると思います。頭がモヤモヤしていたら、おなかのあたりに意識を持っていく雰囲気をつくりましょう。
雑誌などで誰かが貯金している事例を見て「あら、素敵」と思っても、他人事のままですよね。自分におきかえて行動までイメージできる方法が、あなたに合った貯金方法です。
重くなった貯金箱を持ち上げる、紙の通帳を確認する、スマホアプリで貯金高を確認するなど、どんな姿があなたらしいでしょうか。あなたが楽しめる、心地よい貯金方法を具体的にイメージしていきましょう。
「貯金できる」気持ちを無理なく続かせるコツ
少しずつ行動しながらイメージを深めよう
少しずつ自分らしい貯金のイメージを広げていくと、「これをやってみようかな」という意欲が湧いてくる瞬間があります。このときの気持ちを大事にして、実際に行動にうつしていきましょう。
例えば、500円玉貯金の貯金箱が欲しくなったら、ワクワクしながらお金を入れる自分がイメージできる商品を選びます。直接ショップを見に行っても、ネットショッピングで選んでもよいのですが、「これでいいや」くらいではなく、愛着が湧きそうなお気に入りの一品を大事に選んでください。
また、貯金箱の置き場所選びも大切。500円玉を入れる自分がイメージできる場所にしましょう。
このような楽しい前向きなイメージをする時間は、お金をかけずに、今を楽しく生きる有益な時間にもなります。子どものころにしていた楽しい空想遊びのようなものですね。
習慣化してしまえば何でもないことになる
貯金は、習慣化してしまえば無理なく続けられます。例えば、あなたが家を出るときは、バッグの中に財布とスマホを必ず入れていきますよね。当たり前の習慣として、財布とスマホを確認しているはずです。
そのくらい自然に、500円玉を貯金箱に入れたり、貯金用口座へ入金したりするようになれたら、もう大丈夫。毎週楽しみにしているドラマの曜日に貯金行動をする、というイメージが浮かぶ方もいるでしょう。
1回、そして次の1回と着実に行動していると、あっという間に習慣化はできてしまいます。自分で「できる」と思える段階までイメージを掘り下げる工夫をした後であれば、1回、1回がつらくないため、続けられるのです。その都度、「私、貯金できている、できる」という思いが潜在意識に入り、好循環が始まります。
「本当のあなた」が「貯金したい」と思っているなら、今回ご紹介した方法を実践すれば、貯金できる自分になるための新しい発見が得られます。潜在意識の影響について、どのくらい信じるか信じないかも関係なく、貯金イメージを探るときの自分への問いかけが、あなたに必要な答えを連れてきてくれるはず。気楽な気持ちで実践してみてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2020年11月20日時点のものです)