今、30代前半。もしかして私って貯金少ない?みんなはいくらくらい貯金しているの?お金に対する不安があるかもしれません。でも同じ30代でも独身・既婚者・子供の有無で色々違ってくるんです。金額だけで判断せず、まずは自分の立場から確認して、貯金の事を考えてみましょう。
32歳の私。貯金、大丈夫?
今から改善で貯金体質に!
2020年3月29日
30代の平均貯金額
今、32歳。周りは結婚したり、子どもがいたり、独身だったりとさまざまですが、みんなどのくらい貯金してるの?と気になりますよね。「金融広報中央委員会(知るぽると)」の中の「家計の金融行動に関する世論調査」の項目に詳しい内容がまとめられています。
貯金ゼロの世帯もある
単身世帯であれば36.5%、二人以上世帯であっても15.8%の世帯が貯金ゼロという結果が出ております。
一番多いのは500万~600万円
金融資産を保有していない世帯を含めたもので見ると、単身世帯であれば、100万円未満が一番多く、次いで200万円~300万円未満、500万円~700万円未満となっています。平均にして359万円になります。
二人以上世帯になると、100万円~200万円未満が一番多く、次いで200万円~300万円未満となっています。平均にして529万円です。
金融資産保有世帯のみで見ると、単身世帯であれば同じく100万円未満が一番多く、平均にして572万円。二人以上世帯は、100万円~200万円未満が一番多く、平均にして640万円になります。
お金を貯めているところは、キチンと貯めている、ということですね。
今後起こりうるライフイベント
30代はライフイベントがたくさんあります。結婚・出産・子供2人目などさまざまです。では、それぞれどのくらいお金がかかるのでしょう?平均の金額を見ていきましょう。
結婚
結婚といえば「結婚式」。値段が高いイメージがありますが、平均354.9万円。これはあくまでも「結婚式」の金額になりますので要注意です。他にも結婚指輪(平均35.5万円)・ハネムーン(平均61.4万円)・新居への引っ越し(平均72.3万円)等も含めれば結構な金額になります。今ではあまり見られませんが、結納を行う人ならさらに金額がかかるかと思います。※ゼクシィ「結婚のお金」基礎知識より
しかし、あくまでも平均の金額ですので、ご自身で「これはいらないかな?」と思うものがあれば削っても大丈夫です。
出産
出産は女性からすれば命を懸けた一大イベントです。出産の分娩費用の平均額は50.5万円。ここで忘れてはいけないのが「出産一時金」。子ども一人につき、一律に42万円受け取ることができます。これは公的医療保険に加入している人であればどなたでも受け取ることができますので、忘れずに申請しましょう。
妊娠中の健診にも費用がかかります。自治体によって妊婦健診の費用を一部補助してくれる制度もあります。自治体によって自己負担金額が異なってきますので確認しておくと安心でしょう。
その他、出産後のおむつ代、衣類、ベビーグッズなどの費用がかかります。第一子であれば何事も初めての事。思った以上にお金がかかってしまった、ということのないようにある程度用意しておくと安心ですね。
離婚
あまり考えたくはありませんが、頭の片隅にでもいれておいた方がよいライフイベントになります。結婚と違い「離婚の方が大変」と耳にしますね。協議離婚で離婚届にお互いの名前等を書いて役所に提出するだけならまだお金もかかりませんが、少なくとも引っ越し費用はかかります。
また、調停離婚となれば、離婚調停の申立て費用は1,200円、郵便物を送る費用で800円、その他戸籍謄本などの費用で450円、住民票で200円~400円かかります。さらに弁護士を雇うとなればさらに費用がかさみます。最初は無料で相談できる法テラスを利用しても、最終的にはある程度費用がかかります。また調停離婚となれば、申請してから約2カ月ごとに調停が行われますので、離婚するまでにある程度時間がかかってしまうことも覚えておくと良いでしょう。
もし、子どもがいる場合、調停にて養育費などをきちんと決めておくことをお勧めします。
30代からの貯金方法
毎月の貯金はもちろん、別の方法でお金を増やすことが可能です。
株式投資
値段の変動によって利益を得る『キャピタルゲイン』を重視するのではなく、配当金などで得られる『インカムゲイン」を重視してお金を増やす方法があります。配当利回りが良いため、銀行預金にただ預けているだけなら、預金よりも良い利率で受け取ることができます。
積立投信
「すぐにそんなお金用意できない!」という人もご安心ください。満額用意しなくても、毎月積み立てることにより投資が可能です。証券会社にもよりますが、毎月100円から少額で積立が可能です。これならすぐに始められそうですね。
老後が不安ならiDeCoも視野に
老後が不安な人にオススメしたいのが、自分で掛金を運用するiDeCo(個人型確定拠出年金)です。iDeCoは掛金、運用益、給付を受け取る時に税制上の優遇を受ける事ができるので節税にもつながります。
貯金ゼロの世帯から、もうすでに1,000万円資産があるというように、色んな世帯がありますが、今から貯金・投資を始めても遅くありません。少しずつで良いので一歩一歩確実に増やしていきましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年3月29日時点のものです)