進学の春、就職の春ということで、この春から一人暮らしを始める予定の方も多いと思います。そこで気になるのが引っ越し代。繁忙期ということもあり、引っ越し業者の相場も普段と比べると高い傾向にあるとはいえ、出来ることなら安く抑えたいものです。今回は一人暮らしの引っ越し代の相場と、安く抑えるポイントについて解説します。
一人暮らしの引っ越し代の相場は?
安く抑えるポイントを解説
2020年2月25日
一人暮らしの引っ越し代の相場はどのくらい?
では、一人暮らしの引っ越し代の相場はどのくらいなのでしょうか。
単身引っ越しプラン・パック
進学や就職などでの一人暮らしの場合、基本的に引っ越し先の部屋もそこまで広くなく、したがって荷物も通常の引っ越しに比べると少量で済むことになります。そのような引っ越しに対応する形で、引っ越し業者も「単身パック」というプランを提供しています。例えば「単身パックS」というプランでは、ワンルームもしくは1K程度の部屋へ引っ越すことを想定し、荷物サイズも「108cm×74cm×155cm」に収まる程度の量としています。それより少し大きい量であれば、「単身パックL」を選ぶとよいでしょう。
単身パックの料金相場は、同一市内(30km前後)であるかないかが、価格を設定する目安になるといわれています。例えば、同一市内であれば2万円~4万円程度で済みますし、市外であれば4万円~6万円程度になります。これが県外となると6万円~10万円程かかるといわれています。繁忙期になると、これよりもそれぞれ1万円程度上乗せされると考えておいた方がいいでしょう。
引っ越し費用を安く抑えるポイントは?
引っ越し費用については、工夫次第で安く抑えることができます。
荷造り、荷解きは自身で行う!
引っ越し業者に依頼する場合、荷造りや荷ほどきを自分で行い、荷物の運搬だけを依頼するプランを選ぶことで、費用を抑えることができます。そうすることで、荷造り、荷ほどきを全て引っ越し業者にお願いする場合よりも、2万円程安く抑えることが可能です。
業者の都合に合わせて、引っ越しの時期や日時を決める
可能な限り複数の引っ越し日、時間の候補をあげておき、その中で業者の開いている時間に引っ越しを行うようにすると、その分、料金を安く抑えることができます。ポイントはこちらの都合に合わせてもらうのではなく、業者の都合に合わせるということです。また、長距離の引っ越しであれば、混載便を利用することでより費用を抑えることも可能です。
事前に荷物をできるだけ少なくする
荷物の量を減らすことは、引っ越し費用を安く抑える最大のポイントです。このタイミングで思い切って断捨離を行うことも大切です。不要なものは出来るだけ売るか処分してしまいましょう。
比較サイトを利用する
同じくらいの引っ越し先の距離や荷物の量であっても、業者によって料金はかなり変わります。引っ越しを考える際は、引越し一括見積もりサイトなどを利用して、複数の業者を比較するようにしましょう。一括で見積もりを請求することができるという点からも、1社ずつ相談するよりも手間が短縮できるというメリットがあります。
引っ越しには引っ越し費用だけでなく、引っ越し先の家賃や敷金などさまざまなお金がかかります。家電なども量販店でパックになっている時期に安く買い、リサイクルショップを利用するなどして、費用を抑えることができます。そういったものを賢く利用し、これからの一人暮らしに備えていきましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年2月25日時点のものです)