進学や就職でこの春から新生活を始める予定の人、実家を離れてそろそろひとり暮らしを始めようと考えている人。「お金」の事、ちょっと気になりませんか?「生活していけるかな」「上手にやりくりできるかな」そんな不安を抱えているあなたへ、ひとり暮らしを始める前に、これだけは確認しておいて欲しいお金の大切な事を5つだけ厳選してお伝えします。
ひとり暮らしを始める前に
とっても大切なお金のコト5選
2020年2月18日
ひとり暮らし メリット・デメリット
メリット
【とにかく自由】
全て自分のペースで過ごせます。例えば、何時に起き、何を食べ、何をして過ごし、どこに出かけ、何時に帰宅し、何時に寝るかなど。誰かと暮らしていれば、伝えなければいけない事もありますが、それを気にせず自由に過ごせます。
【自立できる】
自由であるということは、全て自分でしなければいけないということでもあります。料理や洗濯、掃除などの家事から、お金の管理、時間の管理など。社会生活を営む者として、自立せざるをえません。
【集中できる】
家が完全なプライベート空間なので、勉強や仕事はもちろん、趣味などにも集中できます。家族に声をかけられたり、家族の用事に付き合わされたりすることもありません。
【家族の大切さに気づく】
ひとり暮らしは自由気ままではありますが、ふと寂しくなることもあります。全て自分でやらなければいけないため大変なこともあります。そんな時に、家族の大切さに気づけます。離れているからこそ、家族の絆を感じられることもあります。
デメリット
【お金がかかる】
ひとり暮らしは、実家暮らしと違い、毎月の支出は増えます。家賃や光熱費、食費など、実家暮らしなら家族と兼用でよかった費目も、全て自分のお財布からの支払いになります。
【時間がかかる】
家事などに時間を奪われます。他にも、生活のリズムや食生活が乱れて、体調不良になるのも時間を奪われる原因の一つです。自由であるのは良い事ですが、自制心を持って生活しましょう。
【トラブル時の不安】
ひとり暮らしの最大のデメリットかもしれません。例えば、病気で寝込んだ場合、看病してくれる人がいません。日々健康管理に気をつけておくのはもちろんですが、もしもの場合の、薬や体温計の準備、食べ物や飲み物を常備しておくことも大切です。
ひとり暮らしに大切なお金のコト
ひとり暮らしのデメリットに【お金がかかる】とありました。お金の問題がひとり暮らしの致命傷にならないよう確認しておきたい大切なコトです。
1)お金の管理ルールを作る
ひとり暮らしは、全てのお金を自分で管理します。
例えば、給料日に入ったお金を、銀行口座に置いたままキャッシュレスで生活するのか、いくらか引き出すのか、引き出す回数や金額はどうするのか、引き出したお金は全て財布の中に入れておくのか、どこかに保管しておき、一定額を決めて財布の中に入れるのかなど、 自分の生活スタイルに合ったお金の管理ルールを作っておくことが大切です。
2)収入・支出を把握する
ひとり暮らしは、家計のやりくりを自分でします。
給料がいくら入るのか、毎月何にいくら使っているのかなど、収入と支出を把握しておくことが大切です。支出には「固定支出(毎月ほぼ一定額の支出)」と「流動支出(毎月変化する支出)」の2種類があります。
固定支出は、家賃・保険料・通信費・光熱費など
流動支出は、食費・日用品費・交際費・趣味娯楽費など
これらを分けて把握しておくと、節約や家計改善の時に役立ちます。
3)ムリのない貯金計画にする
ひとり暮らしでも、貯金はとても大切です。
しかし、実家暮らしの時より支出が増えるので、ムリのない貯金計画にしましょう。毎日必死で節約しないと不可能な貯金額に設定してはいけません。 貯金も大切ですが、毎日の生活を充実させるのも大切です。
最初は思うように貯まらずジレンマですが、ムリをして途中で挫折するより、少額でも長続きするほうが確実に貯まります。あせらず、コツコツ貯めていきましょう。
4)分からない事は即決しない
ひとり暮らしは、セールスや勧誘、既存プランの変更や更新など、自分で対応しなければなりません。その場で必要ないと分かれば即決でお断りできますが、判断しかねる場合もあります。
その場合「考えさせてください」と 一旦保留の対応をして、家族や専門家に相談した後に、自分で納得して返事をすることが大切です。
5)気持ちや時間にゆとりを持つ
ひとり暮らしは、自由気ままではありますが、全て自分で判断していかねばなりません。そのため、知らず知らずに気を張っています。ストレスや疲れを自覚する前に、意識的に気持ちや時間にゆとりを持つことも大切です。節約や貯金も頑張りすぎはいけません。
ゆとりがないと、お金に関する思考もストップします。ゆとりを持つことで、お金に関する思考も柔軟になり、よいアイディアが浮かぶかもしれません。
ひとり暮らしを始める前に、これだけはやっておこう!
家計簿をつけましょう。
ひとり暮らしを始めた時に、今よりも、どんな費目が増えるのか、支出額がどのくらい増えるのかのシミュレーションがしやすくなります。ひとり暮らしを始めた後も、家計簿を見返すことで、家計の改善点を見つけることができます。
ひとり暮らしを始める人も、いずれひとり暮らしを考えている人も、今からでも遅くありません。家計簿をつけて、お金に悩まず、自由で快適なひとり暮らしにしたいものですね。
(※本ページに記載されている情報は2020年2月18日時点のものです)