楽しい節約生活と聞いたときに思い浮かべるのは、どんなイメージですか?
ファストファッション系を身にまとい、乾物を使った質素な食事を前にスッピンでほほえむ女性?自分なりの人生を成功させる節約術のヒントは一人一人の何気ない日常に潜んでいるものです。貧乏くさいイメージになるのが嫌だと節約を敬遠していたら、もったいないかも。
楽しい節約生活のイメージを、自分の生活の中でも作り上げてみたいと思いませんか?
楽しい節約生活を始めよう!
節約は貧乏くさいイメージなんて誰が言った?
2019年7月6日
節約の本当の意味を知ろう
無駄遣いをしないことは貧乏くさいことではない
節約という言葉に貧乏くさいイメージが重なり、なんとなくマイナスと感じて前向きに始められない人がいます。
節約とは、無駄遣いをなくす努力のことをいいますよね。冷静に節約の意味を考えれば、貧乏くさいというイメージとは違うということがわかるはず。
「節約のつもりで貧乏くさいことをしてしまう」勘違いさえ避ければ問題ないのです。
また、あなたは「貧乏くさい」という言葉を使うタイプでしょうか?貧乏くさいという言葉を使いがちな人と、そうでない人のイメージをそれぞれ思い浮かべてみてください。貧乏くさいという言葉に敏感になりすぎる必要はないと感じられるのではないでしょうか。
使わないところと使うところの見極め
節約と貧乏くさいことを混同してしまう理由はどこにあるでしょうか。貧乏くさいことを避けながら節約をするためのポイントは、下記のとおり。
・使うべきところでは使い、使わなくていいところで財布の紐を引き締める
・見栄を張るような形で他人の目を気にするのはナンセンス
周囲の人のために使うべきところでは使う、自分のつまらない見栄のためには使わない、そんなメリハリが大切です。人に不快な思いをさせてしまうようなお金の出し渋りはよくありませんよね。
また、人には価値観の違いがあって当たり前です。何かと「貧乏くさい」と判断しがちな人もいれば、出し渋りをする勘違い節約にはまってしまう人もいます。無理に万人受けを狙わず、広い視野を持って判断するとよいでしょう。適度に人の意見に耳を傾けながら自分のポリシーを守れるといいですね。
金額だけにこだわらない楽しい節約
メイクスポンジの見直し
節約の楽しさは、数百円単位の節約でも得られます。
例えばシリコンのメイクスポンジが100均などで手に入りますが、著者が初めて使ってみたとき、普通のスポンジを使うときとのファンデ必要量の違いにびっくりしました。洗いやすく清潔で手入れが楽なだけでなく、ファンデ使用量が減って節約になります。
また、洗い物用のゴム手袋の片手分が破けたとき、何年もの間、いつも両手分を捨てていたのですが、破けていないほうは捨てずに使えばいいという考えが頭に浮かんだとき、「無駄を減らせる」と、うれしい発見に思えました。破けやすいということは、頻繁に買って使用していたということ。無駄に捨てる行為を減らすことは、シンプルに気持ちがよいものです。
長距離バスで交通費を節約
体力に自信がなく長時間移動に否定的なイメージを持っていた著者ですが、時間と交通費を節約するために長距離バスをよく利用する友人に理由を聞き、なるほどと納得した経験があります。飛行機のビジネスクラス並のシートもあって快適であるとか、早朝から夜中まで遊べるとか、乗り場が各地の中心街で便利であるなどのメリットを有効に活用しているとのこと。
交通費節約のメリットと移動時間が長くなるデメリットのバランスで判断するものであり、人によって選択が変わるのは自然ですよね。また、体力面でお金の分をカバーするために、日頃から健康管理や体力づくりに気をつけるという考え方も素敵かもしれません。
お互いの時間の都合のために現地集合して別の友人と遠方で用事を済ませたことがありましたが、そのときの友人は長距離バス利用で交通費を浮かせ、ハイクラスホテル滞在を楽しんでいました。お金の使いどころをどこにするかの問題ですよね。
バッグ選びと友人選び
服装や持ち物などの選び方では、TPOさえ、わきまえていれば、貧乏くさいといわれることはないものです。ブランド物でもノンブランドでも、清潔感や多少の質感などを大事にできれば問題はないはず。
ところが、親しい友人グループのメンバーがブランドバッグを使いがちという理由だけでブランドバッグを買わなければという気分になる人がいます。「バッグそのものに魅力を感じている」という理由ではない時点で、必要な出費ではないかもしれませんよね。
服の選び方でも子供への教育費のかけ方でも同じです。隣にいる人と比べただけで「自分のお金の使い方は貧乏くさい」と感じてしまうのはNG。人と比べて選択をするのではなく、自分なりの予算で納得のいくお金の使い方がおすすめです。また、そんな気分にならないような、お互いを認め合える友人選びも大事にしましょう。
ポリシーのある節約スタイルは美しくさえある
カップラーメンを大量に買い込んで栄養バランスが崩れがち、肌の状態もよくないといった女性は貧乏くさいと思われる可能性が高いですよね。安い食材を活用して自炊をし、肌の状態もよく食べ過ぎないから体調もよいという女性であれば、美しい節約スタイルに見えるでしょう。
貧乏くさいかそうでないかは、お金を使うか使わないかにあるのではなく、使い方の問題によるものです。節約の基本の考え方を理解し、自分なりのポリシーを持った美しい節約スタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(※本ページに記載されている情報は2019年7月6日時点のものです)