お金には様々な感情が結びついていますが、罪悪感を持っている人も多いです。お金を使うことに罪悪感を持っている人もいるし、逆に、使わないことに罪悪感を持っている人もいます。
どんな状況で、どんな理由で罪悪感を持っていて、どんな風に解決したらいいか見ていきましょう。
お金を使うことに罪悪感のある女たち
・使わないこと罪悪感のある女たち
2019年6月24日
1.使うことに罪悪感のある女
お金を使うことに罪悪感があるという人たちは、主に次のケースが挙げられます。
お金持ちを責められる
裕福な家庭で育って、近所の人たち、学校の同級生たちから妬まれてきた経験があるような人たちです。
お金を使っているのを知られると、「まぁ、お金持ちはいいわね~。私たちはそんな高いもの買えないのに」と嫌味を言われ、責め立てられるので、まるで自分が悪いことをしているかのような気持ちになってしまうというケースです。
解決法:親のお金で過ごしてきた方も、自分で稼ぐということをしましょう。そして、自分の稼ぎの中から買うようにすれば、本当に欲しいものが誰にも気兼ねなく買えるようになります。
家が貧乏なのにお金を使っている
例えば、扶養に入っていて、配偶者の収入でやりくりしているけれども、十分な収入がないので自分のものをなかなか買えないという方です。
家族のものを買うのはいいけれども、自分のものを買うのは抵抗があると感じています。
解決方法:きちんと家族と話し合ったうえで、家計の中に、自分のおこづかいも作りましょう。
必要な時にお金をもらうという方法だと、もらうたびに心理的な負担がかかるので、あらかじめ定額で決めておいた方が心が楽だと思います。
愛情を受け入れられない
久しぶりに逢った親からお小遣いをもらっても使えないとか、旦那さんや友達から贈り物をされても困るという方です。
お金をかけさせて申し訳ないとか、モノをもらうと自立している感じがしないとか、理由はいくつかあると思いますが、お金やモノを贈る方は、愛情表現の一つとして送っていると思います。
解決策:自立していることは素敵なことですが、もう1歩大人になって「甘えてあげる」という技を身に付けてみましょう。
怖い親でセルフイメージが下がっている
毒親と呼ばれるような親や、厳しすぎる親に育てられ、「どうしてそんなこともできないの」「何をやっても駄目ね」などと言われて過ごすと「自分はだめな人間なんだ」と思うようになります。そして、自分はお金を使うに値しない人間であると感じるようになってしまった方です。
解決策:小さなことでいいので、自分が自信を持てること、得意なことを探しましょう。あるいは、これから何かをがんばってみるでもいいと思います。がんばったご褒美にお金を使ってみるということをやってみましょう。
2.使わないことに罪悪感のある女
逆に、お金を使わないでいることに罪悪感を持っている人もいます。
付き合いを断れない
飲み会のお誘いや、寄付などもそうですが、保険の加入も断れなくて、「まぁ、払える金額だし」と引き受けてしまうような、Noと言えない人です。
お金があるのに、相手の要求を受け入れないのは悪いことだと感じている人です。
解決策:小さなことから断る練習をしてみましょう。断り方の上手な人をお手本にしながら、「断っても大丈夫」を実感していきましょう。
面倒が見られないことをお金で埋め合わせ
離れている親の面倒を見られないとか、忙しくて子供にかまってあげられないので、お金を使うことで埋め合わせをするというケースです。申し訳ないという度合いが強いほどお金を使ってしまうので、中には借金をしてまでという方もいます。
解決策:お金以外で愛情を示す方法をいくつか考えてみましょう。電話やメールをするとか、お子さんだったら、自分が忙しく仕事をしているのを見せることも教育の一つです。
お金を持っていると不安
過去にお金を盗まれたとか、いつもテレビでお金にまつわる事件を見ていると、「お金を持っていると危険」という意識が植えつけられます。そこで、無意識のうちにお金を使ってしまい、お金がない状態を作り出してしまうのです。
解決策:財形や積立貯金など、最初から給与天引きされてしまう形で貯金をすると、「初めからない」という感覚でお金を貯めていくことができます。それでも、どうしても使ってしまいそうな場合は、60歳まで引き下しができないiDeCoや、個人年金保険などがお勧めです。
お金は使い過ぎもよくないですし、全く使わないのもよくないものです。自分の収入に合わせて、適切に使うようにしていけば、自然と罪悪感も無くなります。
お金に対して罪悪感があるという場合は、その原因を考えるとともに、自分の適正範囲を見つけると解決していくでしょう。
(※本ページに記載されている情報は2019年6月9日時点のものです)