GWも終わり、レジャーによる出費が思った以上に多かったという人、今後のことを考えて家計スリム化計画をやってみませんか? 肝心なのは一時的な削減ではなく、効果がずっと続く固定費の削減を実現することです。無駄遣いはしていないと思っていても、気付かないところでいらない出費を続けているケースはよくあります。月にすると数百円の出費でも、長期間続けていたら大きな金額になります。この機会にぜひ見直しをしてみましょう!
家計スリム化計画!
無駄な固定費を洗い出して上手に削減する方法
2019年5月17日
固定費ってどんなものがある?
固定費とは、毎月発生する一定の費用を言います。
家賃や住宅ローンなどの住居費、電話やインターネットなどの通信費、自動車関連費、水道光熱費、保険料、保育料や授業料、習い事の費用などがあります。
それ以外にも、有料会員や定期購入などの費用も固定費と言えます。
固定費は多少変動はあるものの、ほぼ一定額が毎月、銀行口座やクレジットカードから引かれます。そのため、あまり意識しなくなっていることが多いようです。
こうした毎月引かれ続けていく費用は、売り手である企業にとってはまとまった利益となるため、「初回無料!」「○○日間無料お試し!」などのキャンペーンを積極的に行い、有料会員や定期購入の契約につなげています。
月数百円だからたいしたことないと、ついつい契約してしまうと、何年も払い続けることとなり、数万円を費やすこともあります。
水道光熱費や住居費など、生活する上で欠かせない固定費は除外して、まずは削減できそうな固定費を洗い出すところから始めてみましょう。
通帳とクレジットカード明細をチェック!
毎月、引かれているものを確認するためには、記帳された通帳、クレジットカードの明細を見ましょう。クレジットカードの明細は数か月分、繰り越した古い通帳もあるといいですね。
そこで、繰り返し出てくる名称を探しましょう。クレジットカードの明細には日付と利用店名が記載されているので、いつ、何で利用したのかがわかります。
固定費となるものは、毎月同じ日付で引き落とされているのでわかりやすいと思います。
削減できる可能性がある費用
★有料コンテンツ
★有料会員サービス
★雑誌の定期購読
★会費
★携帯電話のオプション
もちろん、利用しているものは削減する必要はありません。しかし、払っていることを忘れているものを発見できるかもしれません。
特に「○○日間無料お試し」で入会して、その期間が終了し、退会の手続きを忘れていたため、ずっと継続されていたというケースはよくあります。ここでしっかりチェックしておきましょう。
その固定費は本当に必要?
明らかに利用していないものを削るのは簡単ですが、一見、必要と思われるものを見直すことはとても難しいものです。
例えば、自動車関連費は、いっそのこと自動車を手放し、必要な時にレンタカーやカーシェアなどを利用することで、大幅な削減が可能です。しかし、なかなかそこまで踏み切るのは勇気がいることでしょう。
そこで、もう少し、削減しやすい自動車保険に目を向けてみましょう。
自動車保険を安くするには
年齢条件を設定したり、運転者を限定することで保険料が安くなります。
例えば、「26歳以上補償」にすれば、26歳未満の人は補償対象外となりますが、その年齢の人が運転する可能性がなければ設定してもよいでしょう。また、運転者の範囲を「運転者本人」や「夫婦」などに限定することでも、割引が受けられます。
他にも、車両保険を外したり、不要な特約をなくすことで保険料を安くできます。
通信費を節約するには
固定費の中でも削減効果が高いのが通信費です。大抵は「よくわからない」「面倒」ということで、契約したそのままでいることが多いのですが、通信費は突き詰めれば突き詰めるほど節約ができるものです。
格安SIMで大幅削減
今現在、大手通信キャリアのスマートフォンを使っている人は、格安SIMに切り替えるだけで、月に5,000円以上節約できる可能性があります。ただし、格安SIMには通信速度が遅くなったり、通話に別途料金がかかったりするなどのデメリットもあるので、それらに対応できるかどうかを検討する必要があるでしょう。
格安SIMについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
「大手キャリアから格安スマホに変える時の5大不安とその解決方法とは」
自宅のネット回線を見直す
自宅でインターネットを回線を利用している人は安いプロバイダーに乗り換えたり、携帯とネット回線のセット割引などを利用すると通信料が節約できます。
ドコモであれば、ドコモスマホとドコモ光の「光セット割」、auであれば「auスマートバリュー」、ソフトバンクであれば「おうち割 光セット」など、まとめることで割引きが受けられます。
一方で、自宅ではあまりパソコンを使わない、スマホで間に合っている人などは、いっそのこと自宅の固定回線を解約してしまってもいいかもしれません。スマホがあればデザリングでパソコンのインターネットが使えますし、外出時は無料Wi-Fiを利用すれば済みます。
他にも効果的な固定費の削減として保険料の見直し、住宅ローンの借り換えなどがあります。こちらはなかなか自分たちだけでは判断しにくい部分も多いため、その分野の専門家に相談すると良いでしょう。
まとめ
固定費というのは「忘れがちである」ことと、「疑わない」ということが、無駄を見つけにくく、削減しにくくさせています。
家賃が節約できるとはなかなか思わないものです。
しかし、値下げ交渉で家賃が下がることもあるのです。
例えば、同じアパートやマンションの新規募集の家賃が下がっていたり、その地域の家賃相場全体が下がっていた場合などは交渉の余地があります。
ただ、そういった条件が揃うことは限定的ですので、やはり、忘れている無駄な固定費を削減する方が手っ取り早いでしょう。
まずは、固定費となっているものを把握することから始めましょう。そのためには明細書を毎月チェックすることがとても大事です。
知らず知らずのうちに払っていた固定費を見つけられたら、“家計スリム化計画”成功です!