あなたは、ポイントを貯められるお店かどうかを気にしながら買い物をしていますか。
たかがポイントされどポイントで、貯まったポイントを使うときの、お得な気分は日常のちょっとしたうれしい出来事となりますね。
そんなポイントの使い道として、投資という選択肢も登場しています。
投資は怖いというイメージを抱いている人でも、ポイントを利用する方法であれば気楽に始められるはず。
プチ資産形成に役立つポイント投資についてご紹介します。
ポイントで投資ができる?!
買い物よりも楽しいプチ資産形成を始めよう
2018年10月19日
ポイント投資とは?
ポイントで投資ができる
あなたのお財布の中には、ポイントカードが入っていますか。スマホアプリやサイトで管理しているポイントもあるかもしれませんね。ポイントにはさまざまな使い道がありますが、投資という選択肢も登場していることをご存じでしょうか。
これまで投資という言葉に親しみを感じられなかった人でも、ポイント投資と聞くと、どことなく身近なイメージとして感じられるものです。ポイントという言葉に、おまけとしてもらえるもの、手軽に扱えるものというイメージがあるからかもしれませんね。
証券会社の口座が不要なケースも
ポイント投資の身近な方法として挙げられるのは、dポイント投資と楽天ポイント投資です(2018年9月時点)。dポイント投資の場合、証券会社の口座をつくる手間が不要のため身分証の提示も不要となります。
楽天ポイント投資の場合は楽天証券で口座をつくる必要があり、運転免許証などの身分証提示が必要です。また、セゾンカードやインヴァストカードを利用している人もカードポイントでポイント投資ができますが、インヴァストカードでポイント投資をする場合も楽天ポイント投資と同じように口座開設(インヴァスト証券)が必要です。
ポイント投資のうれしいところ
ポイントを使うから気楽に始められる
貯蓄と異なる投資のデメリットといえば、元本保証がなく損をしてしまうリスクがあるということ。そのリスクが、投資に二の足を踏む大きな原因となっている人は少なくありません。
しかし、もらえてラッキー、なくてもともとという感覚で使えるポイントであれば、投資で損をしても、まあいいかと考えやすくなりますよね。そのため、ふつうの投資をするときに比べてハイリスクハイリターンの投資商品を選びやすくなるというメリットも考えられます。
シミュレーション感覚でストレス度合いを確認
投資をするときに短期の値動きが気になって一喜一憂してしまう人は、投資がストレスとなってしまいます。自分のことであっても、投資リスクがどの程度のストレスになるのかは実際にやってみないとわからないものですよね。
ポイント投資には、ポイント投資そのものを楽しめるメリットだけでなく、本格的な投資のシミュレーションとして取り組めるというメリットもあります。ポイント投資で実際に損をしたり得をしたりの経験をする中で、投資リスクとのつき合い方やリスクに対する自分なりの捉え方を確認できるでしょう。
その経験の先に、本格的な投資活動へとステップアップしていく道が見えてくる可能性もありますよね。
ポイント投資で味わうプチ資産形成効果
税金がかからないポイント投資もある
ポイント投資をする上での税金の取り扱いは、それぞれのポイント投資の投資スタイルによって変わります。前提の話として、ポイントの課税上の扱いについては、企業からの贈与として一時所得となるケースが一般的です。一時所得には特別控除額50万円が設定されているため、一般的なポイント付与の範囲では課税について考える必要がありません。
dポイントのポイント投資では使えるポイントに上限が定められており、運用ポイントとdポイントの交換という形で投資をするスタイルのため、課税について考える必要がないという結論になります。一方、楽天ポイント投資では1ポイント=1円と現金に交換して投資するスタイルをとっているため、利益に税金がかかります。
出典:国税庁(https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/kenkyu/ronsou/78/04/index.htm、https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1490.htm)
プチ資産形成効果の具体的な金額例
では、ポイント投資で、どのくらいのプチ資産形成効果(※)を得られるのか、具体的な金額の例でご紹介しましょう。なお、手数料や税金を含めないものとしています。
※運用中、運用後の時点で損となる場合もあります
ケース1:毎月1,000ポイントを投資ポイントとし、5年間投資、利率が3%であった場合
積み立てた金額:60,000円
元利合計:64,665円
4,665円のプラスとなります。ポイントを買い物に使っていたケースでは得られなかったプラスですね。
ケース2:毎月5,000ポイントを投資ポイントとし、5年間投資、利率が3%であった場合
積み立てた金額:300,000円
元利合計:323,326円
23,326円のプラスとなります。このように、ポイント数が大きければ大きいほど投資の効果(複利効果)も大きくなります。リスクはありますが、貯蓄では得られないプラスを得られる点が投資の何よりの魅力です。
※計算結果はあくまで目安であることをご理解ください。
投資は元手がないとできない、少額投資であっても損をするのがイヤと感じてしまう人でも、ポイント投資であれば、ちょっとやってみようかなと思えるのではないでしょうか。ポイントの新しい使い方としてのポイント投資を、プチ資産形成気分で楽しんでみてください。