じめじめと鬱陶しい梅雨がやってきます。毎日毎日降り続ける雨に、衣服も台無しで気分も優れませんね。
だからといって、職場帰りに雨宿りと称してカフェに寄ったり、週末に外を歩きたくないからお菓子や飲み物を買い込んだりと、何かと出費が膨らんでしまうという人はいませんか?
ムダ遣いを抑えるためにもレイングッズで対策してみてはいかがでしょう。今回は賢いレインブーツの買い方について紹介します。
はじめてのレインブーツ!
見た目重視?機能重視?
レインブーツの賢い選び方
2018年5月7日
みんなはレインブーツを活用してる?
世間の女子はレインブーツなどのレイングッズをどれだけ活用しているのか気になりますね。マーケティング特化型クラウドソーシング「Skets(スケッツ)」が会員の20~40代の女性250人に対して実施したアンケート調査「レイングッズについての意識調査(2015年5月)」によると、57.2%の女子が「買いたいレイングッズがある」との回答。そのうち最も多い回答は「レインブーツ(ショート丈)」(40.6%)。次いで「レインブーツ(ロング丈)」が27.3%となっています。これらを合わせて67.9%の人がレインブーツを買いたいと考えていることがわかります。
では、実際、梅雨時や夏場に突然の雨が降ってどんな対策をしているかというと、最も多いのは、「晴雨兼用の折り畳み傘を持ち歩く(36.4%)」、「晴雨兼用ではない、折り畳み傘を持ち歩く(24.0%)」、「特に何もしていない(22.0%)」と続きます。
靴に関してはというと、「防水・撥水素材の靴をはく(14.0%)」、「ロッカーなどに履き替え用のパンプスを常備する(0.8%)」、「ロッカーなどにレインブーツを常備する(0.4%)」と少数派の様子。
まだまだ靴への対策はこれからのようですね。
雨は家計の大敵?! 梅雨ドキのお金事情
先のアンケート調査では、雨の日のHAPPYレベルは「快晴の日と比較して30%以下にダウンする」と過半数の女子が回答しています。あなたもその1人ではないでしょうか。
そのダウンした気分を上げるためにしていることが、「お気に入りのレイングッズでテンションをあげる」「洗える素材の好きな服を着る」といった外出時のファッションで盛り上げること。また、「おいしいもの、甘いものを食べる」「カフェでくつろぐ」といったものも。こういった飲食系は雨の日に限らず、ストレス発散方法の代表的なものですが、雨を理由にその頻度が増えてしまっては出費が増えるばかりです。
仮に、梅雨時に1ヶ月、台風時期に1ヶ月間の合計2ヶ月間、カフェに寄ったりスイーツを買ったりと毎日500円ずつ気分アップのための出費をするとしましょう。
すると、500円×60日間=30,000円が雨対策のための出費になってしまいます。
レインブーツの経済効果は?
雨続きで困るのが、靴がぐちょぐちょになってしまうこと。防水スプレーをかけたとしても、雨は靴中にまで入ります。翌日の出勤時に十分乾いていないことも多く、何足も履き替えなくてはなりません。何日も雨で濡らせば大切な靴を傷めしまう可能性は大ありで、おまけにしつこい湿気でニオイも気になってしまいますね。
1足15,000円と仮定しても、年に30,000円程度をムダにしてしまうかもしれません。
レインブーツを買っておけばこのようなムダはなくなりそう。加えて素敵なレイングッズでテンションUPを望めるのなら、スイーツなどでの30,000円の出費もせずに済むかもしれません。
レインブーツをどう選ぶ?
レインブーツ=雨靴=長靴というイメージはもう終わり。いまでは種類も豊富で一見しただけではレインブーツとわからないものがたくさん出ていますよ。
見た目重視派でも機能重視派でも、きっとお気に入りの1足を見つけることができるはず。
見た目で選ぶ
ロングブーツやショートブーツ、細身のタイプなどさまざまなものがあります。一見レインブーツだとわからないから、職場マナーを乱していると咎められることもないでしょう。
先述アンケートで買いたいレインブーツのブランド第1位に選ばれた「HUNTER(ハンター)」は1856年創業の英国老舗ブランドで、王室御用達として指定されているそう。ロングは20,000円前後、ショートは16,000円~20,000円程度のものが多いようですよ。
買いたいブランド2位はフランスブランドの「AIGLE(エーグル)」。ロング、ミドル、ショートと丈も豊富です。ラバーブーツ向けのニットソックスやフリースソックスも別売りで揃えられていて、さすがおしゃれの国フランスのブランドですね。価格はデザインにより11,000円~20,000円程度。ソックスを合わせることで冬場にも楽しめる、オシャレかつ機能的なレインブーツと言えるでしょう。
機能で選ぶ
日本には四季があって、従来季節モノだった長雨も、今日では突然のゲリラ雷雨などで予測不可能なものに変わりつつあります。そんな場合にも備えることを考えると、置き傘ならぬ置きブーツや折り畳み傘ならぬ折り畳みブーツなど、機能性を重視することも必要かもしれません。
たとえばアキレスのFit Packa!(フィットパッカ)シリーズは“Fit(ぴったり合う)”と“Packable(包装可能な)”の2語を合わせた折りたためる長靴。職場のロッカーに置いておくのも良し、雨が降りそうな日にバッグに入れて持ち歩くのも良し、朝降っていた雨がやんだら畳んでバッグに入れて持ち帰るのも良し。やっぱり雨靴は雨の時だけに履きたいという女子にはぴったりですね。価格は収納バッグが付いて6,000円程度です。
見た目も機能も捨てがたいですが、まずは憂鬱な雨の日を楽しめそうな1足をチョイスしてみては。選ぶ物によっては通常の靴よりも高価な場合もありますから、年間の被服費予算に入れておきましょう。経済効果がより高まりますよ。