「金欠だ」という言葉を使うことがありますか? お金持ちになれるタイプの方が使う金欠と、お金のない生活が続いてしまうタイプの方が使う金欠では、意味するところが違います。自分の使い方がどちらなのか、一度チェックしてみませんか。
お金持ちの金欠と
本当にお金のない人の金欠の違いとは
2021年6月14日
どんな金欠?
金欠という言葉は、さまざまな場面で使われます。
・ごめん、金欠だから今回のお誘いはパスさせて
・金欠だからハンバーグランチでなく日替わりランチにしよう
・金欠だから今日の昼はパンで済ませるつもり
・金欠だからお金のかからない休日の過ごし方を調べよう
・金欠だけどお気に入りイベントのチケットが欲しい
頻繁に使うものではない「金欠」
お金持ちになれるタイプは、金欠の言葉を頻繁に使うものだと思っていません。
月末などに「やばい、金欠だ」と言ってしまうことが習慣になっていませんか。突発的な出来事で金欠になるのではなく、習慣のように金欠になっていると「金欠が当たり前」の意識が脳に刷り込まれてしまうため注意が必要です。
頻繁に金欠になる方は家計やりくりがうまくいっておらず、貯金もできていないかもしれませんね。その場合、下記の違いも生まれます。
・貯金はあるけれど(今は)金欠
・貯金がほとんどなく(今に限らず)切羽詰まった金欠
どのタイミングで、どのくらいの頻度で金欠の言葉を使っているか、改めて振り返ってみましょう。頻繁に使っているのであれば、腰を据えた家計見直しが必要です。
解決策まで見据えた「金欠」
お金持ちになれるタイプは、金欠の言葉を使うときに解決策まで見据えます。
金欠になったときのあるある心情を例に考えてみましょう。
・金欠だけど○○が欲しい
・金欠だけど○○がやめられない
この○○の部分を第三者目線で考え、「本当に必要か」を冷静に判断できるかどうかが大事なポイントです。
お金持ちになれるタイプが金欠という言葉を使うとき、ギスギスして人にあたるようなことはしません。解決策まで見据えるため、心に余裕があるのです。
・金欠だから○○はやめておこう
・金欠だから○○をしよう
・金欠だから○○を△△に変更しよう
「だけど」だけで終わらせず、「だから」を増やしましょう。前向きな言い方にするだけでも、気分が変わります。解決が1カ月先、2カ月先となる場合であっても、先が見通せることで心に余裕が生まれます。
まわりのせいにしない「金欠」
お金持ちになれるタイプは、金欠の理由をまわりの人や物のせいにしません。まわりのせいにするパターンとしては、下記が挙げられます。
・会社の給料が低いせいで金欠
・お金のかかる遊びに誘ってくる友人のせいで金欠
・大学の奨学金返済のせいで金欠
これらは、あらかじめわかっている(ある程度予想できた)問題であり、「だったら、どうするのか」を考えるべき自分の問題です。
まわりのせいにして諦めムードで立ち止まるだけでは、金欠の悪循環から抜け出せなくなってしまいます。「~のせいで」と一旦思ってしまっても「だから仕方ないな」と受け止め、「それで、どうするか」とステップを進めましょう。
金欠は、まわりのせいにせず、自分ごととして問題の改善点を見つけていく自立心を養うチャンスです。このような考え方の癖をつけると、金銭面だけでなく人間関係なども好転していきます。
根本的な原因に向き合う「金欠」
お金持ちになれるタイプの方は、金欠の根本的な原因にきちんと向き合います。この考え方はとても重要ですが、ある方にとってはハードルが高く感じられてしまうかもしれません。どういうことか、ゆっくり考えてみましょう。
まず、自分が自身のことを信じられているかどうかについて考えてみます。自分自身を信じられていないと他人も信じられず、金欠を改善するための親切な忠告に耳を傾けられない状態となっているかもしれません。
また、家族や友人、恋人、職場関係などへの不満が不要な買い物へ向かい金欠の原因になっていないでしょうか。このような原因でお金を使ってしまう方の場合、根本的な原因に向き合って解消するか、ほかの解消方法を見つけるなどの対処が必要となります。
○○を買わないようにするといった小手先の考え方だけでは無駄な支出をなかなか減らせないという方は、根本的な原因を抱えているはずです。
他人は変えられなくても、自分の考え方は自分次第で変えられます。
お金を無限に使える方は、ほとんどいませんよね。うっかり金欠は、どんな方にも起こり得る問題です。まず、一時的な金欠なのか慢性的な金欠なのかを見きわめるところから始めてみましょう。
いきなり完璧を目指さなくても、少しずつの改善はできます。心も生活もより豊かになれるお金持ち体質へ近づくために、無理のないペースで意識改革していきましょう。
※本ページに記載されている情報は2021年6月2日時点のものです。