もっとお金があったらなあ、貯金が欲しいなあ……と思うことはあっても、お金に困窮するなんてことは自分にはあり得ないとおもっていませんか。
あっては欲しくないことだけど、長い人生のうちには事態が悪転することは、実は誰にも起こりうるもの。そうならないためにはあらかじめ家計にワクチンを打っておくことも必要です。
甘くみてはいけない!
一生お金に困らず生きるために
今からやっておくべきコト
2017年12月20日
先の見えない人生は面白い?
人生の危機にもいろいろありますが、その中で必ずといってついて回るのがお金の問題。つまり、人生の危機=お金の危機とも言えそうです。
人生は先が見えないから面白いとは言いますが、それはお金の循環が上手くいっているからこその話。
たとえば、マイホームを買ってローンを組んで間もなくのリストラ。失業保険からの給付はあっても給付額はこれまでの給料のおよそ50~80%です。
収入が減るどころかボーナスもなく、家計プランが大きく変わります。再就職できないまま給付期間が終わってしまえば収入は途絶えてしまいます。
収入は途絶えても支出は変わらずの状態ならば、貯金を取崩したり、最悪、家を手放すなどで対応しなければなりません。
欲しい物を我慢するどころか、必要な物も買えなくなってしまい、貧乏を通り越した困窮状態……という可能性もゼロではありません。
こんなことは自分には起こらないと誰もが信じているでしょう。
でも、シングル時代ならまだしも結婚していたり子供がいれば、パートナーや子供の事情に左右され、再就職が難しかったり、支出の制限が難しいことはあるのです。
また、パートナーや子供がいなくても、親の介護が必要になることもあり得ます。
お金に対するストレスから、あなた自身が病気になったり、不注意で事故を起してしまうことだって考えられます。
お金に困らない体質になっておく
あまり過剰に不安を感じるのは良くないですが、一旦赤字体質になるとその傾向はかなりの速さで重大化することが多いもの。
これはインフルエンザと同じかもしれません。
でも、インフルエンザはウィルスに感染すればたちまち高熱が出て、場合によっては重症化するけれど、あらかじめワクチンを打っておけばウィルスの進入を防げますね。
お金に困らない体質になるにはあらかじめワクチンを打っておくことが一番の対策でしょう。
お金の場合のワクチンは、たとえば保険や貯金、投資、スキルアップなどがあるでしょう。
保険
収入減少に備えるための「所得補償保険」「就業不能保険」。
介護が必要になった場合に備える「介護保険」、万一病気やケガをした場合の「医療保険」などがあれば経済的な不安への対策になります。
貯金
失業保険の待機期間中や民間保険の保険金が支給されるまでの期間など、収入がない間でも貯金があれば生活費の確保はできます。
投資
貯金に頼れるのは心強い一方、当然ながら使えば使うだけ減ってしまいます。低金利の当世では仕方のないことですが、投資をしておくことでより増やせる可能性があります。
スキルアップ
高いスキルがあれば転職・再就職に有利です。もしくは自分自身で起業することができるかもしれません。
ワクチンにも優先順位が必要
これらの対策をバランスよく実行できていれば、一生お金に困らず生きていけそうな気がします。どれもこれも分かっていることだから、すぐにでも取り掛かりたくなりますね。
しかし、これらは長い人生をかけてじっくりやり続けていくもの。
全部を一度にやるとお金がかかり、却って家計に問題が起こることもあります。
ワクチンだって何でもかんでも一度に打つと却って弊害が起こるもの。お金のワクチンも優先順位をつけることが大事です。
優先順位は個々の家庭の状況によって異なりますから、ファイナンシャルプランナーなど、お金の専門家に相談するのがおすすめです。
長い人生をお金に困らず生きていくために、いまはどのワクチンがいいのか、いつごろ次のワクチンを打てばいいのか、的確なアドバイスをしてくれますよ。
一生お金に困らず生きていくために、まず一番にやるべきコトかもしれませんね。