健康的な痩せ方って、ただ体重を落とせばいいという訳ではなさそうですよね。そのヒミツは、筋肉の付くところには付く、くびれるところはくびれる、というようなメリハリの効いたボディラインにあると思いませんか?家計管理も同じこと。ただ支出を減らすだけでは、健康的な減らし方とは言えません。お金だってメリハリを効かせれば、より心身の充実した健康的な暮らしを手に入れることができるのです。
お金だってメリハリが大切。
家計のボディメイクに挑戦しよう!
2017年10月31日
ダイエット中でも、食べてもいいものってありますよね?
「同じ痩せるなら健康的に痩せたい。」というのは、誰もが考えることですよね。
短期間にすごい結果を出すだけなら、もしかしたら食事量そのものを過度に制限するような方法で実現できるかもしれません。
ですが、きっとそれでは健康的な痩せ方とは言えないでしょうし、体力的にも精神力的にも苦しい方法では、なかなかダイエットを長続きさせることはできないでしょう。
ダイエットの方法はいろいろですが、世間で支持を得ているダイエット法はそれぞれちゃんとルールがあって、それをしっかり守っていれば「食べてもいいもの」があります。
例えば糖質制限ダイエットでは、ご存知の方も多いと思いますが肉は食べてもOKです。痩せる仕組みに基づいていれば、食べてもちゃんと痩せられます。
食べるべきものはちゃんと食べることで、メリハリの効いたボディラインを手に入れられたり、痩せやすい体質になれたりするのです。
支出削減中でも、使っていいポイントがある
家計管理をダイエットと同じように考えてみると、過度に支出を削減する家計管理方法は、一時期にすごく効果が出たとしても苦しくて続けるのが困難になります。
この方法では、お金を使うたびに『また使ってしまった。』という罪悪感を持ってしまいます。少し使っただけでも目標としている“最小限”にならなくなってしまうため、常に罪悪感を感じるのです。
いつもため息交じりの生活では、「健康的に支出を減らしている」とは言えませんよね。
ダイエット中に「食べてもいいもの」があったように、支出削減中でも使っていいポイントがあります。ただお財布の紐をしっかりと締めて、お金を出さないようにするのではなく、使うべきポイントではきっちり使うことで生活全般にメリハリを効かせることができます。
支出を削減する目的は?
そもそも何のために支出を削減するのかと考えてみると、その目的はきっと「暮らしを良くするため」であるはずです。
ではその「良い暮らし」のイメージは、どんな暮らしだと想像しますか?
望みは人それぞれあると思いますが、決して“ため息交じりの生活”が、なりたい姿ではないはずです。
家計管理で支出削減を目指すなら、生活にメリハリのある「健康的な減らし方」を意識したいものです。
また、「健康的な減らし方」を実行することによって気持ちが充実していれば、“衝動買い”を防ぐことにもつながります。家計管理をする上での“衝動買い”は、つまりダイエットでいう「つまみ食い」や「ドカ食い」と同じこと。
ストレスがきっかけになることも多いので、長く続けるためにも気持ちの充実度は大切な要素ですね。
では、どうメリハリを効かせたらいいの?
では、家計管理をする上で、どのようなポイントでお金を使い、どのようなポイントで支出を減らせばいいのでしょうか。難しいのは、その答えは人によって違うという点です。
お金を使うべきポイントは、その人自身の価値観や、生活環境によるところが大きいからです。
例えば、「交際費」はお金を使うべきポイントの1つだと考えます。人とのつながりは、未来につながる大切なご縁となるからです。ただ、その具体的な使い道について考えてみるどうでしょうか。
ある人は親戚付き合いが広く「ご祝儀」だったり「お歳暮」だったりに費用がかさむと言うでしょう。また別の人は、仕事上の付き合いで「食事会」や「飲み会」は外せないと言うかもしれません。
このように、大切にしたい価値観や自分の置かれている環境は、人によって違います。
ですから、一般論ではなく自分に合ったメリハリの効かせ方を考える必要があるのです。
交際費の使い方についてより深く考えたい人は「交際費は節約するべき?『ちょっと大人なお付き合い』を実現する交際費の考え方とは。」 をチェックして見てくださいね。
メリハリは充実感につながる
家計のメリハリを意識して、削減ばかりを考えるのではなく使うべきところに使えるようになると、気持ちが充実してきます。
なぜなら、使うべきところに使うというのは、「大事にしたいものを大事にする」という姿勢そのものだからです。
何を大事にしたいのかを考える。そして、その通りに実行していく。この繰り返しが「その人らしさ」につながります。
一人ひとり「ベストだ。」と思う体重・体型が違うように、メリハリのあるお金の使い方をして「自分らしい支出の形」を作りましょう。
「自分らしい支出の形」は一人ひとり違うから……
一般論に頼らずに「自分らしい支出の形」つまり、メリハリを効かせた家計管理のボディメイクを行うために、お金のプロであるファイナンシャルプランナーに専属トレーナーとして付いてもらう方法もあります。
ファイナンシャルプランナーは、単にお金に関する知識を豊富に持っているだけではありません。
価値観や自分らしい生き方に基づいたお金の使い方を共に考え、アドバイスする「ライフプラン相談」も業務の一つとしています。
ですから、一人ひとりにあった家計管理方法を考え、実行までをサポートするトレーナーに適役だと言えるでしょう。
支出の形を根本から見直すことで、体質そのものからの改善を目指してみませんか。