健康な人は必要性を感じにくいのが保険ですが、健康体割引などを提供する保険会社もあって、健康な人はより安い保険料でおトクに加入できる場合があるのをご存知ですか?
さらには、保険に加入した後に健康増進につながる活動をすることで、キャッシュバックを受けられる保険が登場するなど、医療保険はますます進化しています。
スポーツの秋真っ盛りの今日この頃。美容と健康増進しながらお金もトクする医療保険の最新事情を紹介します。
健康ならば安くなる?!
医療保険の最新事情
2017年10月26日
元気だったら保険は要らない…のウソ・ホント
生命保険や医療保険は、万一の死亡時や病気・ケガで入院したときなどに金銭的に困ることのないよう、あらかじめ経済的な備えをするために加入するものです。
保険の種類にもよりますが、つまり、理屈を言うと、病気やケガをすることなく健康でい続けることができるなら保険は要りません。
備えあればうれいなし
しかし、健康状態に絶対というものはないもの。とくに女性の身体はデリケートにできていて、疲れやストレス、ホルモンバランスの変化などがあると体調を崩したり、病気になりやすくなります。
気力、体力ともにしっかりしていて、元気でバリバリ働いている女性ならなおさらのこと。結婚・出産などでライフステージの変化があるときなどに、ふとした心身の変化が健康状態に影響しないとも限りません。
とくに妊娠・出産適齢期をこれから迎える、または真っ最中、これから更年期を迎える女性は医療保険で病気リスクに備えるようにしておくのが賢明です。
健康だったら保険料が安くなる
もしものために保険に入っても、やっぱり、健康な人は標準体の人や病気がちな人などに比べると、給付金や保険金をもらう可能性は低いものです。
もちろん保険に加入すれば、その後は継続的に保険料を支払っていかなければならず、お金がもったいないと考えてしまうのも分かります。
それなら保険料の健康体割引を検討してみましょう。
健康体割引って?
保険会社や保険商品によって呼称や条件が異なりますが、健康だったら通常の保険料から割引してもらえるというものです。
一般的に、病気がちな人は健康状態や既往症などの条件により、通常保険料に加えて割増保険料を求められる場合があります。
健康割引はその反対。体格指数(BMI)や血圧基準、喫煙有無や喫煙歴など、各保険会社が定める基準など、一定条件を満たすことで保険料が割引になるんです。
割引率は保険会社や健康状態によりますが、9%~50%程度の割引になる場合があるようです。
医療費節約効果もある医療保険とは?
非喫煙者割引や優良体割引など、独自の基準でさまざまな健康体割引を提供する保険会社がありますが、商品内容もサービスも、どんどん進化するのが保険の業界。
加入時の健康に関する状況だけでなく、加入後の健康維持で実質的な割引を提供している保険会社もあるんです。
健康に気を使っていればOK…!?
たとえば、今年8月に一部のドコモショップで先行発売された「あるく保険」は、東京海上日動あんしん生命保険とNTTドコモが共同開発した保険です。
健康だから保険料を安くする、というよりも保険加入者が加入後に健康増進活動を行うことでキャッシュバック(健康増進還付金)をするという、健康になる取り組みをサポートする保険です。
具体的には、2年ごとに設定される支払対象期間中の1日あたりの平均歩数目標8,000 歩が達成されたかどうかを判定し、達成状況に応じて健康増進還付金が支払われます。健康でい続けることでお金を払ってもらえるのは嬉しいことですね。
イザというときの備えに加えて、健康への意識づけもできるイマドキの医療保険。加入することで医療費の節約に役立つかもしれません。
元気だから、保険料がもったいないからと言わず、これからも元気でイキイキと毎日を過ごすために検討してみてはいかがですか?
自分にあった保険を知りたいという人は「ライフステージ別に確認を! あなたに必要な保険とは?」もチェックしてみてくださいね。