やむを得ない理由で借金をしている人もいますが、中には、軽い気持ちで「こんなはずじゃなかった」という借金をしている人もいます。それは、防ごうと思えば防げる借金です。どのようなことに気をつければいいのか、もし借金をしたときどのようにしていけばいいのかお伝えしたいと思います。
今年はなくそう!
借金を引き起こす考え方と対処法
2021年1月29日
借金を引き起こす考え方
「こんなはずじゃなかった」という借金をする人は、以下のような考え方をしていることが多いです。
住宅ローンだって借金じゃない?
家を買う時、大抵の人はローンを組んで買います。借金をしてしまう人は、住宅ローンだって大きな借金なのに、借金して何がいけないの?と考えます。
しかし、いい借金は、借金をして手に入れることでもっと大きな利益を生む借金で、きちんと返す当てがあります。事業用の融資なども同様です。
自分がいま借金をしてまで手に入れたいものは果たしてどんな利益を生むのか、きちんと返す当てはあるのか考えてみましょう。
少しくらいなら
「こんなはずじゃなかった」借金をしてしまう人も、最初から大きな金額を借りる人はあまりいません。最初は1万円だけなどです。でも、それが簡単に借りられてしまったので、また借りようになり、どんどん総額が膨れ上がっていくのです。
1回に借りる金額ではなく、総額を意識しましょう。
買い物のリボは便利
クレジットカードで買い物をするのはいいと思いますが、リボ払いはお勧めしません。高い金利がかかるからです。
金利の上限は、最大20%と法律で決められていますが、逆に言えば、ここまで手数料を取ってもいいですということです。
毎月5万円くらい使っていると2年経たないうちに総額100万円になりますが、それに対して、毎月のリボ払いが15,000円であれば、延々と手数料を払っているだけで、借金の100万円がいつまでたっても減らないということがわかるでしょうか。
今欲しい
衝動買いは一番の借金のもとです。「バーゲンセール」「レアもの」「ご当地」「まとめて買うとおトク」といった買わせるフレーズに弱い人は要注意です。
ストレス解消にはお金が必要
ストレスがたまっていると感じると、飲みに行ったり、買い物に行ったり、旅行、エステなど、いろんな方法で解消しようとします。しかし、お金を使うストレス解消法は、お金を使い過ぎてまたストレスという悪循環を生んでしまいます。
よくわからないけど
すぐに借金してしまう人は、キャッシングやリボ払いについて、実はよくわかっていないという人が多いです。カード会社の人がいいって言うから・・・というのは、カード会社にとって利益を落としてくれるからいいということです。
何でもそうですが、自分で仕組みがわかっていないものは、買ったり使ったりするのは危険です。
キャッシングできちゃう
クレジットカードにはキャッシングという機能が付いています。簡単に借金をする人は、「機能としてあるんだから、使ってもいいってことでしょ?」と考えます。
使わなくてもいい機能は、使う必要ないと思います。使う前に、その機能を使うとどうなるのかをきちんと調べておきましょう。
借金をしたときの対処法
では、もうすでに借金をしている場合はどうしたらよいのでしょうか。以下のことを心がけてください。
とにかく返すのが先
カードローンやリボ払いの借金は上述のように高い金利が付いています。返済が遅れれば遅れるほど、どんどん膨れ上がっていきます。とにかく節約したり、親兄弟に無利子で借りてでも、早く完済してしまうことです。
我慢
そのためには我慢が必要です。今欲しいものを買っている場合ではありません。交際費は極力減らしましょう。
人生は楽しむためにありますが、今のうちに借金を返済しておかないと、どんどん楽しめない人生になってしまいます。そのためにも一時的な我慢は必要です。
収入内でやりくり
そして、収入内でやりくりする癖をつけましょう。入ってきたお金以上に使わなければ借金をすることはありません。
普段、借金だと意識していないリボ払いも止めましょう。
家計簿をつけるのがとてもいいと思います。普段何にどれくらい使っているかを意識すると、使い過ぎも意識できるようになります。
お金以外でストレス解消法を探す
ストレスがたまるとお金を使いがちですが、ストレスの解消法はお金を使う方法以外にないでしょうか?そもそも、ストレスがたまらないような工夫はないでしょうか?
借金というのは大きなストレスです。ストレスを解消するために大きなストレスを背負うのは本末転倒です。ぜひ、自分にとってよいお金のかからないストレス解消法を見つけてください。
お金を借りること自体が悪いとは限りませんが、不要な借金はちょっとした考え方で防ぐことができます。楽しく生きるためにも借金はしないように心がけましょう。