何か資格を取りたいけど何を取っていいかわからない。そんなあなたにお勧めの資格が心の健康に関する資格です。中小企業においては、専門家がいなくて外部の機関に委託したり、困っているところが多数。
そこでこの資格をとってスキルアップし、社内の専門家をして活躍します。
ただし、あやしい資格も多く、お勧めは2つの資格。今年は頑張ってみませんか?
今最もニーズあり!
資格の勉強する前に知っておきたい
旬な資格とは
2017年3月3日
どの資格をとるべきか?
今、最も旬な資格とは
せっかくお金をかけて勉強をするのなら、活かせる資格をとりたい!誰でもそう思うでしょう。しかし、一般的に仕事で活かせる国家資格は難しいものが多いし、その他の資格は、趣味の延長のようなものやあやしいものなど…混交玉石。
資格は、時代を映す鏡と言われています。女性にとって有利な資格は、一昔前は「インテリアコーディネーター」であり、少し前までは「キャリアコンサルタント」、そして今最も活用できるのは、メンタル系の資格です。しかし、メンタル系の資格を取得することがベターだとわかってもどこの資格を取得したらいいのでしょうか?
おすすめのメンタル資格
メンタル系の資格は、たくさんあります。でも他の資格と同様に、あやしい団体が認定するとても世間では通用しない資格が多いのが現状です。メンタル○○、心理○○等、独占名称でない限り似たような資格名がたくさん。せっかくお金と時間をかけるのですから活用できる資格がいいですね。お勧めの資格は、大阪商工会議所の「メンタルヘルスマネジメント検定」と日本産業カウンセラー協会の「産業カウンセラー」です。
メンタルヘルスマネジメント検定について
「メンタルヘルスマネジメント検定」は、セルフコース、ラインコース、マスターコースと3つに分かれていますが、まずはセルフとラインコースだけ取っておけば大丈夫です。2コース同時に受検することも可能なので、お金と時間を節約することができます。
勉強方法は、本屋さんで大阪商工会議所編集等のテキストと問題集を買って勉強すれば、独学で十分合格が可能です。ただし、この資格は、知識があるかどうかの検定ですので、カウンセリング等の実践スキルは自分で別に勉強をしなければなりません。
産業カウンセラーについて
産業カウンセラーは、1年に1回開催される講習を受けなければ受験資格がありませんので、注意が必要です。つまり独学では無理ということ。この講習会は、知識だけでなくカウンセリングの実践も学べますが、受講料が高いのが難点。
しかし、雇用保険の教育訓練給付金を使うことができますので、かかった費用の一部が戻ってきます。実際、メンタルヘルスのカウンセラーとして活躍している人は、この産業カウンセラーの資格を持っている人が大半です。筆者もこの資格を活かしてカウンセリングやセミナー講師をしています。
資格をどう活かす?
社内で具体的に活かす
せっかく取った資格。眠らせておくだけではもったいない。では、どのように活用すべきなのでしょうか?まず、資格を取ったら上司や人事に報告をしましょう。年1回の面接のときまで待つ必要はありません。チャンスは自ら作るべきなのです。
報告するときには、必ず資格と取ったことだけでなく、それを社内でどう活かしたいのか具体的に話をします。例えば、「会社のメンタルの専門家として相談対応をしたりして、社員の心の健康にかかわっていきたい」等。
資格をいくら取得しても、活かすことができなければ社内で評価はされません。それを社内でどう活かすのかが重要なのです。特に中小企業の場合、メンタルで悩んでいる社員がいても専門家が社内にいないので、お金を払って外部の専門機関に頼んでいるところが多いようです。ただし、専従の社員は必要ないので、社内にその道の専門家がいれば会社にとってはうれしい限りです。
一昨年、会社にストレスチェックが義務化されたことに伴い、ますますメンタルに関する専門家が必要になってきました。さらに今新聞をにぎわしてる長時間労働に関しても、心の健康被害が問題になっています。メンタル系の資格需要は、今後ますます高まっていくことが予想されます。
独立して活かす
さらに会社で経験を積んで、独立開業も夢ではありません。産業カウンセラーは独占名称なので、このまま使用することで専門家として信頼されます。メンタルヘルスマネジメント検定を合格した場合は、名称が特別にありませんので、メンタルヘルスカウンセラーや心理カウンセラー等と名乗って活躍している人が大半です。
仕事は、心の健康問題で悩んでいる人のカウンセリング(本当に治療が必要な場合は専門家であるドクターにお願いしますのでそこまでは求められていません)やメンタルに関する研修の講師です。
資格取得を契機としてキャリアアップを図る
お金は貯金するだけでなく、資格取得のように有効に使うことも長い目で見た場合、非常に重要です。メンタル系の資格を取得することは、会社にとって専門家として必要な人材になることや、今の職場を代わりたい場合にその動機(この資格を活かして○○の職場に異動したい)となり、将来の独立開業の夢にも結びつきます。
自分の将来を夢見て、取った資格をその後どう活かすのかを考えることが、キャリアアップの第一歩です。