お金がなく、どうやりくりしたらいいのか分からないことがありますよね。でも、やりくり上手な方はお金を順調に貯めています。どのような方法でお金を貯めているのでしょうか。その方法を知ることで、今後はやりくり上手になれるかもしれません。今回はお金のやりくりの具体的な方法を解説していきます。
お金のやりくりとは?
具体的な方法について解説
2020年3月17日
現状把握が欠かせない
お金のやりくりを考えるうえで重要なのは、現在の家計状況がどうなっているか把握することです。これはお金のやりくりを行うための第一歩となるので、この部分の確認はしっかりと行うようにしましょう。
家計状況を把握するための具体的な方法としては、家計簿の作成があります。家計簿の作成というと手書きのイメージがあるため、面倒に思われる方もいますが、スマートフォンを活用した家計簿アプリなどもあるので、それらを活用すれば簡単に家計を管理することが可能です。
お金のやりくりのコツとは?
お金のやりくりができていないと、収入に関係なくお金は貯まりにくい状況になります。
上手に行うためには、コツをつかむことが重要です。ここではお金をうまくやりくりするためのコツを解説します。
家計全体のバランスの把握
お金のやりくりを行うためには、固定費と変動費のバランスを把握する必要があります。家計での固定費とは、支出のうちで毎月必ず支払わなければならないお金のことです。家賃や光熱費、各種ローンの返済などが固定費となります。
変動費は固定費とは異なり、毎月の支出額が変動するのが特徴です。食費や交際費、美容費や被服費、趣味・娯楽の費用などが該当します。変動費は我慢をすることで節約効果が出やすいため、節約する際に手を付けやすいことが特徴です。
家計全体の固定費、変動費を把握することで、どの費用を節約できるのかが具体的にわかります。そのため、固定費・変動費については、具体的に計算を行い把握しましょう。
支出額を考える
何にどのくらい支出するのか、具体的に決めることが重要です。必ず支払いが発生する固定費の場合は、支出額を変更することは難しいこともありますが、変動費であれば、毎月支出する額が異なるため、調整可能です。
たとえば、今週は食費を1万円にすると決めていれば、基本的にはそれ以上お金を使うことを避けられます。
毎月の収入と支出額を考慮して支出額を決め、使用できる額を意識してお金を使用するようにします。そうすれば、効率的にお金のやりくりができるだけでなく、これまで貯金が出来ていない方でもうまく行えるでしょう。
口座を分けて管理する
銀行口座が一緒だと管理が難しくなるため、やりくりに自信がない場合は口座を分けて管理することが大切です。
たとえば、給与などの収入が入る口座・貯金専用の口座・毎月のやりくり口座などに分けるようにしましょう。
口座を分けることで、口座ごとの目的が明確になるためお金を計画的に使いやすくなり、無駄な出費などを抑えられます。また、継続的に貯金できるため、いざという時の出費にも対応できます。
クレジットカードの使い方には注意
クレジットカードを利用して、分割払いやリボ払いを行っている方は多いです。しかし、クレジットカードの分割払いやリボ払いは、借りた金額の他に利息が発生するため、買い物の支払金額が増加します。
また、分割払いやリボ払いは便利な反面、使い慣れると金銭感覚が狂うことがあるため注意が必要です。そのため、クレジットカードを使う場合は、できる限り一括払いのできる範囲で買い物をしましょう。
簡単にはじめられるお金のやりくり方法
購入する前に待ってみる
お金のやりくりを行ううえで避けたいのが無駄な出費です。それを避けるために効果的な方法が待つことです。購入を検討しているものは、本当に必要なのかを考えるため、一定期間待ってから購入してみましょう。
大きな出費が必要なものは期間を1ヵ月など長く設け、出費が小さいものは数日間というようにルールを決めます。そうすることで、本当に必要なものだけを購入できるので、無駄な出費を予防できます。
買うものを決めてから店に行く
スーパーなどで買い物をする前に買うものリストを作り、それ以外の商品を買わないようにします。スーパーなどにはさまざまな品物があるため、余計なものを買ってしまいがちです。しかし、あらかじめリストを作成し、それに従って商品を購入すれば買いすぎることはありません。
プライベート・ブランド商品を活用する
日々の100円、200円といった小さな積み重ねが長期的に見れば大きな金額になります。現在、日用品などをはじめプライベート・ブランドの商品が多数販売されており、有名メーカーの商品よりも安く購入できます。こうしたプライベート・ブランドの商品を活用することで、毎月の支出額を減らすことが可能です。お金のやりくりは日々の積み重ねが大事なので、こうした細かな所からもはじめてみましょう。
お金のやりくりは難しいイメージがありますが、意外と簡単にはじめられます。今回ご紹介したコツを理解したうえで、自分に合ったお金のやりくりを行ってみましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年3月17日時点のものです)