「お金で得する生き方」とは、どんな生き方でしょうか?「お金にしがみついているみたい」「お金のことばかり気にしているなんて」など、マイナスなイメージや品がない感覚を持つかもしれません。ですが、お金は誰もが毎日接するものであり、必要なものです。お金で損する生き方より、お金に好かれ、得する生き方が良いことは事実ですね。「お金で得する生き方」について一緒に考えてみましょう。
お金で得する生き方とは?
2020年2月26日
お金だけでなく、モノ、人を大切にしている
「お金で得する生き方」をしている人はステキな人です。こんな人に囲まれるような人になりたいですね。そのためには、自分自身でも実践していきたいものです。
お金を大切にするとは?
普段、つい浪費してしまうことは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。コンビニやスーパーは金額が小さいため、つい余計なモノを買ってしまったりしていませんか。大きな買い物をするときも同じです。旅行の計画を立てるとき、面倒だからと言ってあまり検討せずに決めてしまうことはありませんか。実は「5万円も違った」と気がついたらどうでしょうか。大切なお金を失っていることになります。小さい金額も大きい金額も、よく考えてお金を使うようにしたいですね。あたり前のことかもしれませんが、浪費をしないように心がけることは、「お金を大切にすること」と言えますね。
モノを大切にするとは?
モノを大切に扱えば長持ちします。例えば、毎日通勤に使っているお気に入りの皮のバッグがあります。定期的にお手入れをしているのと、していないのでは長持ち度合いは格段にちがってきます。お手入れもせず、使ったあともキレイにしまわずにいたらあっという間に傷んで「もう使いたくない」となってしまい、また新しいバッグ買っているようでは、あっという間にお金が逃げてしまいます。
人を大切にするとは?
いつも誕生日を覚えていてくれて、プレゼントをしてくれたり、さりげなくお得な情報を教えてくれたり、自分の知識を提供できるような人はステキですね。では、自分だけのためにお金を使っていたり、節約ばかりしたり、相手から何かしてもらうことが当たり前の気持ちでいたらどうでしょうか。その場ではお金を失うことはないので、得をしたような気持ちになるかもしれません。だから、気がつかないかもしれませんが、いずれは「信用」を失うことになります。長い目で見るとお金を失っているのと同じです。何かしてもらうと、相手にも何かしてあげたい気持ちになるのは自然なことです。ですから、結果的に親切な人のもとには自然とお金が集まってきます。
お金の知識を知る
お金でお得に生きられるための「お金の知識を知る」とは具体的にどんなことでしょうか。
知らないともったいない!いろいろなお金の制度を調べてみよう
例えば、大きな病気をしてしまったとき、月々にわたし達が支払う医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される「高額療養費制度」や、会社員の人が病気やケガで会社を休んだときに給付される「傷病手当金」というお金の制度はご存じでしょうか。この制度を知っていれば、必要以上に保険料の高い医療保険に入ることから避けられますね。
「転職をしたい」というときに、退職日前の2年間に、雇用保険に加入していた期間が合計で12カ月以上あれば、仕事を退職したあと、しばらくは「失業給付金」を受け取ることができる制度があります。この制度を知っていれば、貯金と給付金で上手にやりくりして、焦って次の仕事を決めないで済みます。
「資格を取ってステップアップしたい」というときには、基本的に3年以上雇用保険に加入している人に、教育訓練施設(資格取得の学校など)に支払った経費の20%(上限10万円)を助成される「教育訓練給付制度」もあります。キャリアアップも費用を抑えてできますね。
iDeCoやつみたてNISAで節税しながら資産形成を促す制度もあります。投資や税金の知識があれば上手に資産が増やせるチャンスになります。
国にはさまざまなお金の制度があり、ここで挙げたのは一例です。地方自治体が独自で行っている制度もあります。知っているのと知らないとでは差が大きいですね。
行動する
お金やモノを大切にしたい、人に親切にしたい、お金の知識もある。でも、それらが行動につながらないと「お金で得する」ことができません。この「行動する」とはどういうことでしょうか?
手間を惜しまないでできるか
例えば、頭の中では「浪費はいけない」と分かってはいながらも、つい「また余計なモノを買ってしまった」となってしまうと行動につながっていませんね。
10年前に加入した医療保険が、実は高額療養費を申請すればそこまで高い保険料を払わなくて済むことが分かったとします。内容を変更したり、他の商品に切り替えたりすればいいのですが、調べたり、比較したりすることは時間もそれなりにかかりますし、面倒な作業ですが、行動に移せないとお金を失っていることになります。
せっかく投資の勉強をしても、証券口座を開かないと投資はできず、インプットした知識を実践できるチャンスを逃してしまいます。
「ひと手間かけられる」ことで、良い結果につながると言えます。
「お金で得をする」というのはなかなか実感しづらいことです。それは、人は得をすることより、損することの方が辛いと感じてしまう心理があるからです。また、お金はあくまでもツールであり、目的ではありません。人に親切にしたり、知識を身につけ、行動しているうちに自然と「お金で得する生き方」なっていきますよ。
お金にしがみついていたり、お金のことばかり気にして「お金で得する生き方」から遠ざからないようにしたいですね。
(※本ページに記載されている情報は2020年2月26日時点のものです)