サブスクのサービスを目にする機会が増えたと感じていませんか?
おトクにも思えるものの、コスパを考えた上で自分に本当に必要なものかどうか、判断する自信がないと思っている人もいるでしょう。
サブスクを利用するかどうか検討するときは、あらかじめ自分なりのルールを決めておくと、後悔せずに済みます。今回は、やりくり上手女子が決めておきたいサブスク利用ルールについてご紹介します。
やりくり上手女子のサブスク利用ルールとは?
かしこく支出を管理しよう!
2020年1月15日
サブスクって何?
定額で楽しめるサービス
サブスク(サブスクリプション)とは、月ごと、あるいは年単位の利用料金(定額)で一定期間のサービスが使い放題になるビジネスモデルのことです。下記のようなサービスを「広告で見たことがある!」と感じる人も少なくないでしょう。
・音楽や動画を視聴し放題
・洋服をレンタルし放題
・バッグをレンタルし放題
・学習講座を受講し放題
メジャーな動画配信サービス事業会社で有名アーティストの初の動画配信が決まるなど、サブスクの勢いを感じさせるニュースも世間を賑わせています。新車を利用できるサブスクも登場しています。
利用頻度が高い人ほどメリットを感じやすい
サブスクの魅力は、提供されるサービス内容の豊富さにあります。「○○し放題」スタイルが多く見られ、たくさん利用する人ほどメリットを感じやすくなりますよね。
また、購入するには二の足を踏んでしまうような商品を「気軽に試せる」チャンスにつながるという見方もできますよね。「使ってみたら、どんな気持ちがするのだろう」「どのくらい継続して楽しめるだろう」という疑問に対する自分なりの答えを知る体験ができます(利用期間に縛りのあるサブスクもあるため選ぶときの注意は必要)。
家計やりくりに役立つサブスク利用ルール
1.固定費を大きくしすぎない
楽しそうなサービスであることが想像できても、いざ利用を検討となったときにはサブスク利用料金の家計へのインパクトが気になるもの。
1回限りの品物などの買い物とは違い、サブスクでは利用料金が定期的に出ていきます。そのため、基本的には家計管理上の「固定費」としての支出管理がおすすめです。
まず、毎月の手取り収入の中で、住居費、通信費、光熱費、各種保険料、習い事の月謝、車のローン、駐車場代などの固定費がどのくらいの割合になっているか把握します。これにサブスク利用料金が追加されたときに収入とのバランスに無理が生じないか考えてみましょう。
自分の収入に見合った固定費に抑えておかないと、食費や娯楽費などの変動費にかけられるお金や貯金にまわすお金が減ってしまいます。
2.変動費としてのバランスをしっかり考える
次に、変動費として考えることが妥当なサブスクについても考えてみましょう。例えば、ランチのサブスク(加盟店舗でランチが食べ放題)は食費という変動費にかかわります。
このようなサブスク利用を検討するときは、サブスク加盟店の立地や利用回数見込みにより、「サブスクを利用する場合」と「サブスクを利用しない場合」のコスト差、満足度を比較します。
毎日のように外食をするような人にはおトクと感じられるかもしれませんし、朝の時間に余裕がある日はお弁当持参というスタイルの人には支出増大がデメリットと感じられるかもしれません。
注意しておきたいこと
3.目的を見失わない
サブスクには、利用回数や利用時間を自分次第で増やせるという魅力があります。しかし、使わないともったいないという理由で、不自然にサブスク利用時間を増やすような考えを持たないように気をつけましょう。
「楽しいから利用」が「もったいないから利用」になってしまうと、人生の豊かさへつなげるという本来の方向性がゆがみます。サブスク利用がもたらす心の豊かさメリットを考えるときは、どのくらいの利用回数、時間がふさわしいかを見きわめた上での判断が必要です。
4.弊害リスクについて考えておく
サブスクに限らず、どんなものでも、利用する人次第で、よく活かせる場合もあれば弊害に悩まされてしまう場合も起こりえます。
例えば、どんなに楽しい良質な動画であっても、視聴時間が長くなりすぎてしまうと目の疲れや(同じ姿勢をとり続けるなどの理由による)体の疲労につながってしまう可能性がありますよね。
○○し放題というサービスを気持ちよく利用するためには、自分の性格に合わせたサブスク選びや使い方という視点も大切です。
所有よりも体験や利用という消費傾向の高まりが見られる中、サブスクのサービスは今後も広がっていくことが予想されます。支出管理の中でサブスクを生活に取り入れるかどうかをかしこく検討していけるといいですね。
(※本ページに記載されている情報は2020年1月15日時点のものです)