【キャッシュレス超入門】
賢く使いこなすために
これだけは知っておきたい！

2019年10月からの消費税増税をきっかけに「キャッシュレス決済」の需要がより高まっています。あなたはもう使っていますか？「キャッシュレス決済」ってそもそも何？まだ一度も使ったことがない人、すでに使ってはいるけどよく理解していない初心者の人、そんなあなたに必見の【キャッシュレス超入門】。基礎知識を理解して、自分に合った方法で賢く使いこなしましょう。

【キャッシュレス】基礎知識

キャッシュレスとは？

現金（紙幣・硬貨）を使わずに、それ以外の方法で決済（支払い・受取り）を行うことを意味します。

種類

キャッシュレスは、決済のタイミング別に3つの種類に分けられます。

【前払い】
電子マネー
プリペイド方式と呼ばれるもので、事前にお金をチャージしておき、決済時にそのチャージ金額の範囲内で支払う方法
（交通系のSuika、流通系のnanacoなど）

【即時払い】
デビットカード
支払いが発生したと同時に、指定の銀行口座から引き落とされる方法
（銀行系のJ-Debitや国際ブランド系のVisaデビットなど）

【後払い】
クレジットカード
支払い時にカードを提示し決済する。後日、カード会社から請求があり、指定日に銀行口座から引き落とされる方法
（JCBやアメリカンエキスプレスなど）

メリット

「現金払い」と比較した場合のメリットとしては、

・ポイントが貯まる
・ポイントで支払える
・会計時がスムーズで楽
・割引特典などを利用できる
・家計管理がしやすい
・現金の管理をしなくて済む

日本は現金に対する信用度が高いため、他国と比べるとキャッシュレス化が遅かったのですが、これらのメリットが周知され始めたことや、消費税増税によるポイント還元など、急激にキャッシュレス化が進んでいます。

デメリット

キャッシュレス決済を利用したことがない人、キャッシュレス初心者の人に、その理由を聞いてみました。

・利用するまでの手続きが大変そう
・紛失した場合の手続きが大変そう
・情報流出の可能性がありそう
・スマホ決済の場合、
スマホを持っていないと使えない
充電が切れたら使えない
・種類が多すぎて管理が面倒

自分に合った使い方が分かれば、何を選べば良いかが分かり、デメリットを感じずに上手に使いこなせそうですよね。

【キャッシュレス】賢く使いこなすには

賢く使いこなすには、自分の消費行動に合った方法を見つけ、キャッシュレス決済のメリットをしっかり味わうことが大切です。

おトクなこと

キャッシュレス決済は、支払金額ごとにポイントが貯まります。

平均1％（100円の買い物で1ポイント）ですが、「この商品を買えば〇〇ポイント分プレゼント」や「毎月〇日は、ポイント〇倍セール」といったキャンペーンを上手に利用すると案外たくさん貯まります。

そして、そのポイントを1ポイント＝1円といったようなお金に換算して使うことができます。

消費税増税が始まった今、クレジットカードや電子マネー、ＱＲコード決済を利用する人を対象にした「ポイント還元制度」が実施されています。

この制度に参加しているお店でキャッシュレス決済すると、最大で5％分が還元される制度です。消費税が8％から10％に上がった分以上の還元率なので、とてもおトクです。（この制度は2020年6月までの期間限定です）

便利なこと

キャッシュレス決済は、会計時がスムーズで楽です。財布を開け、紙幣や小銭を出したり、お釣りを受け取ったりする手間が省けます。

特にスマホでのキャッシュレス決済が主な人は、財布自体が必要なくなり、カバンの中の物が減るメリットもあります。（その代わり、スマホの管理には十分気をつけましょうね。）

また、キャッシュレス決済を家計簿アプリなどと連動させておけば、家計簿をつける手間もいらず、収支の把握も簡単になります。

安全なこと

銀行やキャッシュコーナーで出金する必要がなく、多額な現金を持ち歩かずに済むことで、現金の紛失や盗難被害といった現金管理に気を配らずに済みます。

しかし、キャッシュレス決済は、ネット上での情報流出の危険性があるのでは？と思う人もいるようです。

確かに、キャッシュレス決済が100％安全であるとは言い切れませんが、IDやパスワード、認証コードなどで厳重に管理されています。

それらの情報を慎重に扱うこと、電子マネーのチャージ上限額を低く設定しておくこと、スマホ決済を利用するのであれば、スマホ画面や決済アプリにロックをかけておくことなどで、安全性はかなり高まります。

まず何から始めたらいいの？

おトクだからとあれもこれも始めてしまうと、管理が面倒になり、使わずに年会費だけを払うことにもなりかねません。

まずは自分の消費行動を振り返り、自分に合ったキャッシュレス決済を1～2つ選んで始めてみましょう。

例えば、よくコンビニを利用する人は、コンビニ系の電子マネーがオススメ。事前に一定額をチャージしておくタイプなので、ムダづかいチェックにも役立ちます。

また、いつも買い物するデパートやスーパーが決まっている人は、流通系のクレジットカードがオススメ。ポイントも貯まるし、会員限定の特典なども受けることができます。

【キャッシュレス超入門】いかがでしたか？基礎知識を理解して、自分に合った方法で賢く使いこなしましょうね。
（※本ページに記載されている情報は2019年11月4日時点のものです）