今、あなたの財布の中にある1,000円は、ワクワクしながら使うお金かもしれないし、ため息をつきながら使うお金かもしれないですよね。
できればお金は身の丈に合った使い方をしたほうがいいし、なんとなく欲に負けたな、なんていう気分にはなりたくないもの。
お金を上手に使えないと、使った後に罪悪感を持つことさえあるでしょう。
お金を使ったときに罪悪感を持つ女性にありがちな心の動きについて、3つのケースでご紹介します。
お金使うと罪悪感!?
女性にありがちな心理で気になること3つ
2019年5月21日
自分の心の動きに素直に向き合おう
同じ金額の買い物であっても、買った後の気持ちの動き方はさまざまです。
「ずっと買いたいと思っていた商品を買えた!貯めてきた期間も楽しかった!」
「これを買うことを目標に、この1カ月仕事を頑張れた!」
「この店舗に足を運んで買い物をすることが何よりの楽しみ!」
「また買ってしまった、太るだけなのに」
「見栄で買ってしまった、しばらくお財布が寂しくなってしまう」
「クレカ払いがかさんでいる、これでまた目標貯金額が遠のいた」
使った金額以上の満足感がある、自分への投資を実感できる、今ならではの経験ができるなどの前向きな理由が自分の中にあるときは、お金を使ってよかったという気分でいられます。
一方、本来は不要な買い物だったのではないか、身分不相応な買い物だったのではないか、などの理由で罪悪感を持ってしまうような買い物には注意が必要ですよね。
罪悪感を持つ3つのケース
ここで、お金を使った後の気持ちの動きを具体的にイメージしてみましょう。買い物をした後に罪悪感を持ってしまう場合、その小さな罪悪感は、お金の使い方を見直すためのセンサーの役割を果たしていると考えることもできます。
ケース1:外食後の罪悪感が気になる
働いている女性の中で、外食と自炊のバランスに悩む人は少なくありません。時間にも体力にも余裕がないとき、料理をつくる手間も片づけも要らない外食を利用したくなるのは自然なことです。
しかし、外食費が家計費を圧迫してしまうと罪悪感センサーが反応してしまいます。罪悪感なく外食を楽しむためには、ここまでならOKという自分なりのルールや工夫を決めておくとよいでしょう。また、自炊を楽にするための方法なども検討しておきたいですね。
・月いくらまでならOKとするかなどの外食予算決めをする
・時間や疲れの対策のために、どんなタイミングであれば外食OKとするかを決めておく
・娯楽費などを節約し、その分で外食費を調整できるか検討する
・自炊の気分を楽にするために手間なしレシピを活用する
ケース2.身の丈に合わない洋服や化粧品を買って罪悪感
衣服費や化粧品代は見た目を左右する支出であり、よりよい商品が欲しくなってしまうものですよね。しかし、単価が高くなりやすく身の丈に合わない出費となるリスクが高い点に注意が必要。購入後の満足度と支出のバランスをうまくとっていきましょう。
・季節ごと、あるいは年間でいくらまでならOKとするかの予算決めをする
・迷ったときは買わない
・利用するショップや商品の選び方を見直してみる
手持ちの服とコーディネートしづらい服を買ってしまいクローゼットの肥やしになっているだとか、友人がプチプラの化粧品を使っていながら肌が綺麗だとか、何か気になる原因があって罪悪感が生まれている可能性もあります。そんな経験上の思いもうまく利用して対処してみてください。
ケース3.衝動買いをしてしまって罪悪感
仕事やプライベートでストレスを抱えてしまうリスクは誰にでもあり、よいストレス解消法を持っていると安心ですよね。しかし、安易な解消法である衝動買いは、買う必要はなかったかもという罪悪感につながります。
・ご褒美デザートなど少ない予算で可能な品物に限定する
・断捨離など、お金のかからないほかのストレス解消法を検討する
・衝動買いの恐れのある間はウインドウショッピングをやめる
ストレス解消のための衝動買いが、後に罪悪感という小さなストレスを新たに生んでしまっては本末転倒ですよね。運動などの健康的なストレス解消法もあるため、自分に合った別のストレス解消法を積極的に試してみましょう。
罪悪感をうまく人生に生かしたい
罪悪感を持つ時間はいい気分ではなく、罪悪感という言葉自体にも否定的なイメージがつきまといがち。そのため、罪悪感を生んだ自分の行為について、なかったことにしたい、早く忘れたいと思ってしまうときもあるのではないでしょうか。
しかし、小さな罪悪感は、自分が正しいと思える行動をするために役立ってくれるときもあります。あなたの罪悪感センサーが、面倒くさい行動をするための気持ちを後押ししてくれたり、やってはいけないことを回避させたりしてくれると前向きに考えてみませんか。
ただし、何を買っても罪悪感を持ちそうなほどマイナスの見方ばかりに偏るような癖は厳禁。ほどほどを心がけたいですね。ほどよい罪悪感と気楽につき合いながら、賢いお金の使い方ができる女性を目指していきましょう。