「やっぱり自分の車が欲しい!」という女子の皆さん。
お気にいりの車を見つけて、イザ契約!という前に、コレだけは気をつけておいてほしいことをまとめました。
後で後悔しないためにもぜひ知っておいてくださいね。
初めて車を買う女子のための
コレだけは知っておいてほしいこと
2018年9月21日
諸経費も考えて
車を購入するためにはまとまったお金が必要となります。
例えば、女子に人気のコンパクトカーの車両本体が200万円とすると、車両本体の費用以外に諸経費や税金、自賠責保険料などが加わります。合計すると約10%程度は上乗せされると考えて、約220万円が必要となります。
これらのお金を現金で用意できればベストですが、実際はローンを組むことが多いでしょう。 ただし、最低限、諸経費の支払いは現金で用意するようにしましょう。
カーローンもいろいろある
実際にローンを組む場合、少しでもおトクに組みたいですね。
ここではカーローンの種類についてみていきます。
ディーラーローン
トヨタやホンダ、日産、三菱自動車などの自動車ディーラーが取り扱っているローンです。とはいっても、ディーラーが直接運営しているわけではなく、ディーラーが紹介する信販会社が提供しています。トヨタファイナンスなどが有名ですね。
ディーラーローンは、購入する車を担保とするため、銀行のローンに比べると審査に通りやすいと言われています。ですので、万が一滞納すると、自動車は売却されてしまいます。そのため、返済能力に不安がある人でもローンが組みやすくなっています。
また、面倒な手続きはほとんどディーラーでしてくれます。
ただし、その分金利は高めで、2018年現在6%前後となっています。
銀行のマイカーローン
銀行や信用金庫などが取り扱うローンです。
ディーラーのローンに比べると審査が厳しくなっていますが、その分金利は安く設定されていて2018年8月現在は2%~4%程度の銀行が多くなっています。
銀行のローンが利用できるのであれば、一番おトクに借りられるでしょう。
信販系のオートローン
新車を購入する場合はほとんどディーラーで購入することが多いと思いますが、中古車を個人経営の自動車会社などで購入する時は、信販系のローンを利用する場合があります。
金利は銀行に比べると高めに設定されていることが多いです。
残価設定型ローンとは
ディーラーでローンの話を聞いているときに「残価設定型の方が、月々の支払いが少ないのでおトクですよ」などと言われることがあります。月々支払いが安くて済むのであれば嬉しいですが、一体どのような仕組みなのでしょうか。
どんな仕組み?
残価設定型ローンとは、車両価格の一部をあらかじめ残価として据え置き、残りの金額を毎月支払うタイプのローンです。そのため、一般的な自動車ローンよりも月々の支払額が安く済みます。
最終回の支払いは3パターン
1.乗り換え
購入した販売店で車を返却した上で、新しく残価設定型ローンを利用することで新車に乗り換えることができます。この場合、最終回の支払いは不要になります。
2.返却
購入した販売店に車を返却することで、最終回の支払いは不要になります。
3.買い上げ
最終回の支払額を一括で支払うか、引き続き分割で支払うことで、車を買い上げることができます。
残価設定型ローン、気をつけること
フルローンの金利と比べると、残価設定型ローンの金利は低金利に抑えられていますが、同じメーカーの車でも車種によって金利が異なっています。
また、この低金利は 残価設定型ローンを利用している期間中にだけ適用されるため、返済期間満了後にローンを組みなおすと金利が高くなってしまいます。
また、返却を選ぶ場合、車に傷があったり、既定の走行距離を超えたりすると清算金額が加算されます。既定の走行距離は1カ月1000km以内に設定されているところが多く、例えば1kmを超えるごとに5円追加料金を払うなどという仕組みになっています。
結局、どのローンがおトク?
今、見てきたように、カーローンと言ってもいろいろな種類があることがわかりました。では、結局どのローンを組むのが一番おトクなのでしょうか。
金利で選ぶなら
やはり銀行のカーローンがベストでしょう。
順番でいえば、銀行、ディーラー、信販会社という順番です。
フルローンVS残価設定型ローン
では、次にフルローンか残価設定型ローンかで考えてみましょう。
支払う金利が低く見える残価設定型ローンですが、最終的に車をどうしたいかによって考えるといいかと思います。
例えば、銀行のカーローンの金利とほとんど変わらない場合、残価設定型ローンの場合は設定期間後に車を返却しないといけないのはもったいない場合も。
また、 最終的に車を買い取るのであれば、結局は最初からフルローンの方が支払総額は安くなる場合があります。
新車を次々乗り換えたい、設定期間後は車を返却してもいい、という場合には利用する価値がありそうです。
初めて車を購入する場合は、つい営業の人の言う通りにしてしまいがちですが、自分のカーライフに合ったローンを、少しでもおトクに利用するようにしてくださいね。