テレビや新聞でよく見かけるようになった、地方への「移住」に関するニュース。子供をのびのびした環境で育てたい、老後は田舎で自分の好きなことをしたい、と移住する理由はさまざまです。東京など大都市で暮らす生活と、田舎でのんびり暮らす生活、どちらを選んだ方はおトクなのでしょうか。今回は、都心と地方に住むメリット・デメリットや、移住に関する各種補助金などについてご紹介します。
究極の選択に本日決着!
私のオアシスは東京?地方?
2016年8月5日
都心に住むメリット?田舎に住むメリット?
情報や人、そして仕事が集中している大都市。 東京や大阪、名古屋などの都会は、若者や働き盛りの中高年にとって大変魅力的な場所ですが、物価や家賃の高さや、人間関係にストレスを感じている人も少なくありません。そこで、最近ブームとなっているのが、田舎への移住です。 田舎に引っ越すと、どのようなメリットがあるのでしょうか。大都市と田舎の暮らしを比較してみましょう。
都心のメリット
まずは都心のメリットについて。 先に挙げたように、情報や人が集まっているので、自分にぴったりの職場を見つけたり、起業をしたりと、仕事についての選択肢が多くあります。 特に東京は、平成27年10月1日から、最低労働賃金が時給907円に改定され、全国で最もお給与が高い都市。大学を卒業した新卒者や、働き盛りの人々が、都会に集中するのも納得ですね。 また、マンションや家を購入しても、土地や建物の価値が下がりにくいという利点もあります。資産価値が下がってしまうという心配をせずに、家を買うことができるのは大変魅力的ですね。
都心のデメリット
都心のデメリットとしては、やはり物価や家賃など生活費が高いということ。 いくら賃金が高いと言っても、東京都港区や中央区の家賃は田舎の家賃を大幅に超えてしまいます。 さらに、広い公園や自然が少ないので、子供をのびのびと教育したいと思っているご家庭には不向きかもしれません。 たくさんの人や情報が集まっていることで、逆に生活に息苦しさやストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
田舎のメリット
一方田舎は、東京などの都心に比べ、安い家賃で大きな家に住むことができます。 物価も安いので、生活費を大幅に節約することが可能です。 さらに、自然豊かな田舎では、子供がのびのび成長することができるかもしれませんね。 ご近所づきあいや、町内会のイベントなどが盛んな地域では、人の出入りが激しい都心に比べ、長期的に良好な人間関係を築くことも可能です。
田舎のデメリット
しかし、田舎の暮らしには不便な点も。 一度失業してしまうと、また自分にぴったりの仕事を探すのが大変な場合があります。 さらに東京などの都心に比べ、田舎は情報が入ってくるタイミングも遅いので、ビジネスチャンスを逃してしまう、なんてこともあるかもしれません。 地下鉄やバスなどの交通インフラが十分整備されていない地域では、車は必須。 さらに、家や土地の値段も、地域の過疎化に伴い大幅に下がってしまうことも考えられます。 また、都心から離れていると、子供を有名な塾や習い事の教室に通わせてあげることも難しいかもしれません。
田舎への移住はこんな補助金が利用できる!
そうは言っても、やはり流行している田舎への移住計画。 最近では、田舎への移住を考えている人を支援する取り組みがたくさん行われています。 例えば、石川県かほく市では、市内に一戸建て住宅を新築・購入した人に、最大200万円の奨励金を交付。 また、長野県箕輪村では、年齢制限等ありますが、条件をクリアすると新築・中古問わず住居購入で70万円の補助金を給付。 JOIN ニッポン移住・交流ナビには、移住を考えている人に役立つ情報が数多く掲載されています。気になる方は、是非一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
あなたにぴったりのライフスタイルを見つけよう
いかがだったでしょうか。 都会と田舎の暮らしを比較してみると、両者にさまざまなメリットやデメリットがあることが分かりましたね。 自分にぴったりの生活スタイルはどちらなのかをじっくり考えて、これからの暮らしをデザインしてみることが大切です。 実際に、田舎への移住を考えている方は、是非現地に足を運んでみて、新しい生活をイメージできるかしっかり確認してみて下さいね。 都会に住み続けるためにマンションを購入する場合も、田舎に移住するために住宅を購入する場合も、その時必要なお金をしっかり準備しておくことが何より重要です。 自分のライフプランに沿ったマネー計画を用意して、動きたい時に動けるように、早め早めに行動を起こしていくようにしましょう。