衣替えはもうお済みですか? その際、いらなくなった衣料などはどうしているでしょうか? 人にあげる、捨ててしまう、中古ショップに売るなど、いろいろありますが、できればお金に換えたいですよね? そこで、ヤフオクとメルカリを使って賢く売る方法をご紹介します。それぞれ得意分野があるので、これを見て参考にしてみてくださいね。
衣替えの季節!
不用品はヤフオクとメルカリを使って
お金に換えよう!
2018年5月10日
不用品を売るならヤフオク?メルカリ?
中古品を売る市場で圧倒的なユーザー数を誇っているのが「ヤフオク」と「メルカリ」です。それぞれ1,500万人近くユーザーがいるとされています。
しかし、この二つはオークション形式とフリマ形式という販売方法の違いがあり、似て非なるものです。
※ヤフオクでもフリマ出品が出来ますが、利用の多いオークションで話を進めていきます。
それぞれの特徴を簡単に説明しますと、ヤフオクはオークション形式なので、すぐに売ることはできませんが、モノによっては、価格が上がっていき、高く売れることがあります。
一方、メルカリはフリマなので、誰か買ってくれる人が一人でもいれば、すぐに売ることができますが、設定したその値段でしか売れません。
どちらも一長一短があるので、使い分けて利用するとよいでしょう。
ヤフオクの特徴
・入札形式での競り落とし
・送料は落札者負担が多い
・出品期間の設定がある
・販売手数料8.64%
・月額利用料498円(税込)
メルカリの特徴
・早いもの勝ち
・送料は基本出品者が負担
・出品期間の期限はない
・販売手数料10%
・月額利用料なし
これらの特徴から導き出した答えは?
早く売りたい
ヤフオク<メルカリ
メルカリは新着ほど目に留まるので、出品してすぐに売れることが多いでしょう。一方で、早めに売れなかったものは、期限がないためいつまでも出品しておけますが、表示順位が下がるため売れにくくなります。
ヤフオクはオークションという性格から、出品終了時間まで待つことになります。即決価格というものもありますが、入札価格の状況を見てからという人も多く終了間近になりがちです。
高く売りたい
ヤフオク>メルカリ
ヤフオクはより高い値段を付けた人に売るオークション形式なので、競れば競るほど高く売れます。
メルカリは値段交渉が頻繁に行われるなど、提示した価格よりも安くなることもあります。
手数料と売り上げの関係
・売り上げ36,584円以下なら
ヤフオク<メルカリ
・売り上げ36,655円以上なら
ヤフオク>メルカリ
販売手数料だけならヤフオクがおトクですが、月額利用料を含めて考えると
(売上金額×8.64%)+498円=売上金額×10%
という式が成り立ち、分岐点は36,585円~36,654円(※小数点以下四捨五入)となりました。
なので、月の売り上げが36,655円以上ならヤフオクの方が手数料が少なくなり、36,584円以下ならメルカリの方が少なくなります。
レアなもの(高価なもの)
ヤフオク>メルカリ
たくさんの人が欲しがりそうなもの(需要に対して供給が少ないもの)は値段が上がるので、オークション形式のヤフオク向きと言えるでしょう。
日用品など
ヤフオク<メルカリ
子供服など使用期間が限られるものや、安くてもいいから早く処分したいものなど、身の回りの不用品を売るにはメルカリが向いています。
また、ずっと出品しておけるので、誰かひとりでも買ってくれる人がそのうち見つかればいいという気楽さもあります。
出品から販売完了までの手間
ヤフオク<メルカリ
メルカリはスマホ一つで簡単に登録、出品できますが、ヤフオクは最初にYahoo!プレミアム会員になる必要があり、写真や詳細な商品説明などが必要で、少々手間がかかります。
また、お金のやり取りや発送に関しても、ヤフオクは落札者から名前と住所を聞き、自分の口座に振り込んでもらったのを確認した後で商品を発送しますが、メルカリはそれらの手間はすべてメルカリ側がやってくれるので、売れたらすぐに発送でき、メルカリ便などのサービスを使えば、QRコードのみで住所などを書く手間もなく発送ができます。
賢く売るためのちょっとしたコツ
まずは売る品物がどちら向きなのかを見極めましょう。
利用者の年齢、性別
ヤフオクユーザーは比較的年齢層が高く、男性の利用者が多い印象があります。一方、メルカリは出品商品などを見ると若い女性が多く利用していることがわかります。
買い手が多く集まりそうな場所で売るのが鉄則です。
高く売りたいのか、早く売りたいのか
不用品を早く処分したいのならメルカリ、急いで売る必要はないけれど少しでも高く売りたいならヤフオクです。
送料がどのくらいかかるか
ヤフオクは落札者負担、メルカリは出品者負担が多いので、送料がかかりそうな大きなもので、それほど高く売れそうもないものをメルカリで出品すると、利益がほとんど出ないということがあります。ヤフオクはその判断を落札者が負うので、それほど送料を気にする必要はありません。
次に、売る時期も大事です。
高く売れる時期に売る
衣替えをしていらなくなった冬物を、これから汗ばむ時期に売ろうとしても売れないでしょう。
たとえば、卒業式や入学式、ハロウィンやクリスマスなどのシーズンものは、その1か月前くらいに出品することで高く売ることができます。
捨てるには惜しいもので、場所を確保できるなら、一旦片付けて時期が来たら売りに出しましょう。
ヤフオク、メルカリを利用するための注意点
ヤフオクもメルカリも不特定多数の人とやり取りをするため、トラブルに発展することもあります。そこでトラブルを回避するための方法を紹介します。
ありのままの商品状態を伝える
写真や商品説明で状態をきっちり伝えることで、後々、購入者から「思ったものと違った」などのクレームをなくすことができます。傷や汚れがあれば、写真や説明できちんと提示をしておきましょう。
梱包は丁寧に
割れものや傷がつきやすいものなどは、緩衝材で保護するなど、購入者に無事に届くように配慮をしましょう。また、金額が高いものなどは、補償を付けたり、追跡サービスを付けるなどの方法を考えましょう。時々、高価なものでも送料負担者が「簡易な方法で送ってほしい」などと指示を出すケースがありますが、その場合は、何かあっても一切責任は負わないという旨をきちんと示しておかないとトラブルの元となります。
いかがでしたか?
昨今の断捨離、ミニマムブームなど、モノを持たずにシェアをする時代到来と言われていますが、その中で、こうしたフリマなどのサービスはどんどん盛り上がっていくことでしょう。賢く利用して、快適な生活につなげていきたいですね。