ゴールデンウィーク真っ只中♪
海外旅行に出かける女子も多いのではないでしょうか。
安心して旅行を楽しむために、海外旅行保険について正しい情報をお伝えします。
FPが教える!海外旅行保険の
知らないと損する選び方とポイント
2018年5月3日
海外で病気になったら?
国内を旅行する時には気にならない旅行保険。でも、海外旅行をする時には必ず入ることを推奨しています。
もし、海外旅行中に病気になったらどうなるのでしょうか。
高額な治療費
海外では、気温や衛生環境の違いから、普段は元気な人でも急に体調を崩すことがあります。現地の医療機関を受診した場合、日本と比べると医療費は高額となる場合が多くあります。
また、救急車は日本では無料ですが海外では有料です。
さらに、海や山での事故でドクターヘリを利用することになると、費用負担はかなり大きくなります。
海外での医療費、いくらかかるの?
価格.com保険によると、盲腸で手術・入院をした場合の治療費は日本では60万円に対して、パリで約109万円、イギリスで約94万円からと高額です。
皆さんが入っている健康保険制度では、「海外療養費制度」により海外での治療費の一部を払い戻してもらえますが、このように海外の治療費は高額なのでやはり自己負担が大きくなってしまいます。
また、支給対象となるのは、日本国内で保険診療と認められている医療行為に限られます。
海外旅行、どこからどこまで?
このように、海外では高額な治療費が必要なことがわかりました。
海外旅行というと現地に着いてから、または、日本を出国してからというイメージがありますが、実際に海外旅行保険はどこからどこまでを補償してくれるのでしょうか。
家を出てから家に帰るまで
海外旅行保険は、海外という名前がついていますが、実は海外旅行へ行く目的で「自宅の敷地を出た時から自宅の敷地に帰るまで」が補償の対象となります。
マンションの場合は、玄関を出た時から補償の対象になるので、万が一マンションの敷地内でケガをしても補償してもらえます。
空港でも入れるけれど・・・
忙しい人にとって便利なのが、旅行当日に空港で入ることができる海外傷害保険。
でも、先ほどお伝えしたように海外旅行は家を出た時から始まっています。もし、空港に着く前に事故に巻き込まれたり、急に体調が悪くなって病院に行くことになったりした場合は、まだ保険に未加入の状態のため、補償の対象にはなりません。
滅多にそのようなことはない、と思いがちですが、せっかく加入するのであれば、最大限の補償が使えるようにしておきたいもの。
余裕を持って、出発前に加入しておくのがベストです。
クレジットカード付帯の保険
働く女子のほとんどがクレジットカードを持っていることでしょう。クレジットカードには「海外旅行傷害保険」が付帯されている場合があります。
クレジットカードの付帯保険、ココに注意!
クレジットカードに海外旅行保険がついていても、イザというとき補償が受けられない場合があります。
実は、クレジットカードで旅行代金などを支払った場合に補償が受けられるタイプの場合、もし、日本にいる間に旅行代や出国までの交通費などをカードで支払っていなければ補償が受けられません。
支払い方にも気をつけて
医療費の支払い方にも注意が必要です。
クレジットカードに付帯した保険の場合、医療費を一旦、全額立て替えて支払う場合が多いです。後から戻ってくるとはいえ、高額を立て替えるのは大変ですね。
そのような場合、キャッシュレス診療が可能なクレジットカードがありますが、提携している医療機関が近くにない場合もあるので注意が必要です。
死亡保障がない
また、クレジットカード付帯保険では病気が原因で死亡した場合の補償はありません。
つまり、死亡が予想される状態の病気を患った状態で海外旅行に行かないだろうという認識です。
通常の保険会社の海外旅行保険には疾病死亡の補償があります。ただし、この場合も補償されるのは「旅行に行ってから発症した病気」での死亡です。
クレジットカードの付帯保険は、クレジットカードに加入した時のまま放置していることが多いかと思います。
慣れない海外でイザという時に必要な補償が受けられるよう、旅行前にはしっかりと補償内容を確認しておきましょう。そして足りない部分は旅行会社や損害保険会社の海外旅行保険で補っておくと安心ですね。
楽しみな海外旅行♪
安心して楽しむために、余裕をもって準備をしてくださいね。