ホテルや旅館と同じように、旅行の時に宿泊することができる「民泊」。現在、都市部を中心に急速に拡大しています。実際いくらくらいかかるの?料金の支払いや鍵の受け渡しはどのように行うの?など、民泊のアレコレについてご紹介しますよ。これであなたの民泊にまつわる疑問が一気に解決します!
今流行りの「民泊」
その仕組みを徹底解説!
2018年4月1日
そもそも民泊とは?
最近、よく耳にするようになった「民泊」。民泊には、法令上の明確な定義はありません。一般的には、住宅(戸建住宅やマンションなどの共同住宅等)の全部、または一部の部屋を活用して、旅行者などに宿泊サービスを提供することを指して、「民泊」と呼ばれています。
インターネットを通じて、空いている部屋を短期で貸したい人と、安い料金で宿泊を希望する旅行者とをマッチングする民泊が、ここ最近急速に普及しています。
特に、2020年の東京オリンピックに向けて、外国人旅行客が増加することが予想されており、民泊のニーズが高まっていますね。民泊事業についてさらに詳しく知りたい方は、厚生労働省や国土交通省が運営している、こちらのサイトを参考にしてみましょう。
民泊はいくらくらいかかる?
ホテルや旅館に宿泊するよりも安いイメージがある民泊。一体どのくらいが相場となっているのでしょうか。
民泊のマッチングサイトを運営している大手企業Airbnb(エアビーアンドビー)では、民泊の料金相場は、1名1泊2,000円、4名1泊8,000円あたりが大体の相場となっています。中には、1泊1,000円代で宿泊できる破格のお部屋もありますよ。
地域や環境、設備やサービスの違いによって金額は変わってきますが、ホテルや旅館に泊まるよりもお得に宿泊できるのが一般的。
東京や大阪、京都などの都会では、民泊施設も次々と増えているので、お値打ち価格で宿泊できる部屋が増えているのが現状です。
国内旅行の宿泊費を安く抑えたい、昼間は外で観光をして夜は寝るだけなので、設備は最低限でOK、とにかく便利な場所の宿泊施設を利用したいなど、あなたの旅行のニーズに合わせて、民泊施設を探すことができますね。
外国人観光客はもちろん、日本人で国内旅行が大好きな方の間で、大流行しているのも納得できます。
宿泊する時の基本的な流れ
それでは、具体的に、民泊を利用する場合の流れを確認してみましょう。ホテルや旅館とは違い、宿泊する施設によって大きく異なるので、初めて利用する場合は、事前にしっかりチェックしておくことがポイントです。
予約編
民泊施設を探して予約するのは、民泊のマッチングサイトを利用して行うのが一般的。先ほどご紹介した、Airbnb(エアビーアンドビー)などがそれにあたります。
こちらの民泊マッチングサイトを利用するには、まず会員登録が必要です。個人情報など、必要な情報をきちんと入力しましょう。民泊を利用した際に、万が一何かのトラブルに巻き込まれた場合は、こちらの基本情報が役に立つことがあります。
お金の支払い編
お金の支払いは、マッチングサイトを通じて行います。カード決済で行うのが便利でしょう。民泊施設を利用して、万が一、施設の一部を破損してしまった場合などには、追加でお金を請求されるケースがあります。
鍵の受け渡し編
民泊施設には、ホテルのフロントのような場所はありません。そのため、利用する施設の鍵の受け渡しは、宿泊する人と、部屋を貸す人の当人同士で行います。
直接メールなどでやり取りを行い、待ち合わせをして鍵の受け渡しを行ったり、郵便ポストなどを利用して受け渡したりと、施設によって異なります。事前にきちんと確認しておき、当日スムーズに利用できるようにしましょうね。
民泊を利用する際の注意点とは?
最後に、民泊施設を利用する時の注意点をチェックしておきましょう。
民泊は、最近急速に普及しているビジネスであるため、法整備が追いついておらず、騒音やゴミ出しなどの地域住民とのトラブルや、犯罪に悪用されてしまうという、悲しいケースが発生してしまっています。
民泊施設を利用する場合は、トラブルに巻き込まれないように、細心の注意を払うことが大切です。
例えば、民泊施設を決める場合、口コミが良い施設や、今まで多くの人が利用している施設にする、暗く人気がない場所ではなく、人通りが多い地域の施設を利用するなど、工夫することがポイント。さらに、どこに宿泊するか決まったら、家族などに住所や連絡先を伝えておくと安心ですね。
いかがだったでしょうか。民泊は、旅行者にとって、宿泊料金を格段に安く抑えることができる便利なサービスです。自分の旅行のニーズに合わせて選ぶことができるのも嬉しいですね。民泊を利用する際の注意点やルールをきちんと守り、上手に活用していきましょう。