新生活に向けて引越す方も多い時期。でも引越しって結構お金が掛かるイメージはありませんか?
あまり知られていない敷金礼金の意味、また引越方法をちょっと工夫するだけで引越がうんとおトクになる方法を今回はお伝えします。
もしかして払い過ぎてない?
引越費用をおトクに変える引越テク5選
2018年2月24日
部屋を借りるときの契約書、確認してますか?
不動産を借りるときには不動産屋さんで物件の賃貸借契約を交わしますよね。内容を正しく理解して選べているでしょうか?
敷金・礼金とは?
部屋を借りるときによく目にする敷金、礼金。
「敷金」とは家賃に対して担保として預けておくいわゆる保証金のようなものです。部屋を退去するときには原状回復するのが普通ですが、その費用に使われたりします。
最近増えている敷金(礼金)ゼロ物件は、こういった保証金を取らずに貸し出すので、逆に家賃が高めに設定されていたり、退去時にクリーニング代を別途請求されたり結局は割高になるケースがあります。
一方「礼金」は言葉そのままですがオーナーへのお礼の意味のお金です。
現在では礼金は特にあってもなくても良いものですが、昔からの慣習で多くの不動産で礼金が残っています。
普通借家契約と定期借家契約
不動産賃貸契約には大きく2種類の契約方法があります。
普通借家契約と定期借家契約と言われるものです。
賃貸物件では普通借家契約が多いですが、よく見てみると定期借家契約の場合もあります。この2つの契約、どう違うのでしょうか。
どちらかというと普通借家契約のほうが借主目線で作られている契約方法です(上図参照)。
とはいえ、更新時に更新料が掛かる普通借家契約に対し、定期借家契約は更新という考え方ではないので一旦の契約が満了したあとも継続して住む契約を交わし直せば基本的には更新料というものは掛かりません(ただし契約によっては更新料が掛かる場合もあります)。
このように定期借家契約のほうがおトクに借り続けられる場合があります。
不動産屋さんからの提案をまずはしっかり確認して、どのような契約内容の物件にするか考えて選びましょう。
引越テクその1:引越は引越業者を使わなければ安く済む!?
さて引越で何より大変なのが物の移動ですよね。
引越には「必要な物の移動」と「不要な物の処分」という2つの事柄が関係してくるわけです。
それぞれにお金と手間が掛かるので引越は大変というイメージを持たれてしまいます。
物の移動には引越し業者を利用される場合がとても多いと思います。
でも引越業者を利用してビックリするような額の見積もりを出されて驚いた経験をされた方も多いはず。
引越業者を利用すると時期に応じて金額を設定されてしまうので、引越の多い時期(1~3月)は割高な見積もりになってしまいます。
そこで利用したいのが、クロネコヤマトでサービス展開している単身引越サービス。
これは1台のバンに荷物を積めるだけ積んで運んでくれるのでとてもおトクに荷物を運ぶことができます。
らくらく家財宅急便というサービスを併用すれば大きなベッドなどもしっかり運べますよ。
引越テクその2:友人に車を出してもらう
ファミリーやもう少し荷物があるというときには車を借りてしまうというのも一つの手ですね。手軽にできてとてもいい方法です。
段ボールを10~15箱ほどであれば8人乗りの乗用車で充分乗せることができます。もう少し量があるときなど量に応じて車を選べばいいですね。
友人に手伝ってもらったときは、お礼なども忘れないように気をつけたいですね。
引越テクその3:電化製品を新調して古い物を引き取ってもらう
洗濯機や冷蔵庫など新しい引越先では電化製品を買い替えて新しい物を使うという場合もありますね。
新しい電化製品を買うときに確認したいのが「下取り」してもらえるかどうか。
通常洗濯機などを廃棄すると粗大ごみの扱いになるのでお金が掛かってしまうことが多いですが、新しく購入するお店によっては無料で下取りしてもらえることがあります。
下取りで引き取ってもらえばお金を掛けずに古い電化製品を処分できますね。これもおトクに買い替えるちょっとした方法です。
引越テクその4:買取業者にいらないものを買い取ってもらう
断捨離も兼ねて引越をされる方も多いと思います。
不要なものはできるだけ手放して、新しい住居には必要なものだけを持っていく、賢い断捨離方法ですよね。ただ細々したものから大きな物までいろいろなものを一気に処分するのはとても大変です。
そんなときに利用したいのが、要品を買取してくれる「リサイクル業者」。郵送などで買い取りしてくれる業者もありますが、引越のタイミングであれば家まで来てもらって引き取ってもらうのが楽です。不用品の量に応じてトラックなどで来てくれるのでとても便利ですね。電化製品は高く買い取ってもらえるケースもあるので、不用品を処分しながらお金がもらえるのもうれしいポイントの1つと言えるでしょう。
引越テクその5:フリマやメルカリなどで不用品を販売する
最後にご紹介する方法は、引越のタイミングに限らないかもしれません。
不用品を手放す方法として最近増えているのがメルカリなどを利用する方法です。もちろんフリマアプリでなくてもリアルのフリマもまだまだ人気があります。
買い取り業者に買い取ってもらうこと同様ですが、お金を掛けて処分するのであれば誰かに使ってもらえたほうが物も喜ぶはず。
自分では不要な物でもまだまだ使えるもの、捨ててしまうにはちょっともったいないなと思うものも意外に多かったりしますよね。
必要な人のところに物が届いて、しっかり使ってもらえるのであれば、とても良い手放し方だと思います。
フリマアプリの上手な使いかたについては「フリマアプリを活用してお金を増やそう! 高額で売れるアイテムの探し方」の記事でも紹介していますよ。
いかがだったでしょうか。
引越にはお金が掛かるというイメージですが、賢くキャッシュバックも利用できれば必要に迫られた引越ではなくても気分転換に引越、なんていうのもいいかもしれませんね。